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ガイドブックとしても活用できるポータブルカーナビ“nav-u”「NV-U3」

» 2008年09月05日 15時00分 公開
[ITmedia]
photo “nav-u”「NV-U3」

 ソニーは9月5日、ポータブルカーナビ“nav-u”「NV-U3」を10月23日より販売開始すると発表した。標準タイプの「NV-U3」とワンセグチューナーを搭載した「NV-U3V」が用意され、いずれも価格はオープン。実売想定価格はNV-U3が5万5000円前後、NAV-UVが6万5000円前後。

 新製品は昨年発売された“nav-u”「NV-U2」の後継機種。

 指先で画面に図形を書くとコマンドとして認識され地図縮尺変更などの操作が行える「ジェスチャーコマンド」対応の4.8型ワイドタッチパネル(解像度は480×272ピクセル)液晶や、GPSのほかにも気圧/加速度/ジャイロの各センサーを複合させることで、GPSの電波が受信できない環境下でも自車位置を推定する位置測定システム「POSITION plus G」、ダッシュボードなどへの固定がワンタッチで行える「ピタッと吸盤」などの特徴はそのまま継承する。発売済みVICSビーコンユニット「NVA-VB7」の利用も可能だ。

photo 「ジェスチャーコマンド」の操作例
photophoto ダッシュボードへの固定例(写真=左)、操作はタッチパネルで行う(写真=右)

 新製品では本体メモリも4Gバイトに増量しており、メモリ内には約3400万件の住所検索データ、約1000万件の電話番号検索データを収録。道路の道幅や建物のかたちまで判別可能な詳細市街地図(縮尺は25メートルから800キロメートル/17段階切り替え)や、「グルメぴあ」(飲食店情報)、「GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)ゴルフ場情報」(ゴルフ場情報)、「全国立ち寄り温泉200」(温泉情報)といったガイド情報(合計約1万6500件)も収録する。

photophotophoto 既存機種の詳細地図(写真=左)と新製品の詳細地図(写真=中)、収録されている「グルメぴあ」の情報画面(写真=右)

 ソニースタイルの提供する地図情報サービス「PetaMap」に掲載されている情報をメモリースティック/USB経由で本体へインポートすることも可能だ。搭載する情報量は既存機種より増大したが、内部処理の高速化やタッチパネル感度の向上などで「快適性は増した」(同社)という。

 降車後にも本製品を活用できる「徒歩モード」も搭載。徒歩モードでは、地図上へ目的地と現在地、目的地の方向を表示することが可能で、現在地と目的地の位置関係を把握できる。なお、本モードでは設定した目的地/経由地は表示されるが、ルート案内は行われない。あくまでも「降車後に地図を持ち出す」用途での利用が想定されている。

 メモリースティックに記録されたJPEG/MP3/MPEG-4のメディアファイルの再生にも対応。NV-U3Vはワンセグチューナーを搭載しており、ワンセグ放送を楽しめる(走行中は音声のみ受信可能)。サイズはNV-U3が約150(幅)×約87(高さ)×約20(奥行き)ミリ/約250グラム、NV-U3Vが約150(幅)×約87(高さ)×約25.7(奥行き)ミリ/約280グラム。

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