テレビにレコーダー、ケーブルテレビにエアコン、リビングのテーブルはリモコンだらけ――。そんな状況の解決策を日立製作所が展示している。
展示されている「ジェスチャー操作テレビ」は、特殊なカメラによってヒトのジェスチャーを認識し、「手を振る」「手を回す」などの動作でテレビを操作する。文字通りの身ぶり手ぶりでテレビを操作でき、「簡易リモコン程度の操作はジェスチャーで行える」(日立製作所)と一般的な利用については“手ぶリモコン”だけで完結できるようになっている。
詳細は非公開だが、対象物の奥行きを認識できるカメラを用いてヒトとその手の動きをとらえ、特定のジェスチャーが行われた際、それをコマンドとして認識し、機器を操作する。
デモでは「手を横に振るとメニュー表示」「手を縦に振ると音量調整」「手を回すとチャンネル切り替え」「手を奥に突き出すと“決定”」など、片手できる簡単な手ぶりをテレビの基本操作に割り当てているほか、クルマのハンドルを回すように両手をひねると、テレビ以外の家電機器(照明やエアコンなど)の操作も可能となるインタフェースを実装していた。
デモ機材では、カメラから2.5メートル程度までの距離で対象を認識する。リビングという利用空間を想定すると範囲内に複数人がいることも想像できるが、「片手を上げて軽く振る」という動作を認識開始のキーとし、一定時間はその人からの指示しか受け付けないという方法で“混線”を防ぐ。
実用化については未定だが、処理もさほど高いプロセッサパワーを要求しない上、デモ機材では外付けとなっていたカメラをテレビセット内へ組み込むことはさほど困難ではないという。
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