レビュー
連写も動画も楽しめる超高倍率ズーム機――カシオ「EX-FH20」(1/6 ページ)
超高速連写&超ハイスピードムービーで世の中を驚かせたカシオの“EXILIM PRO”「EX-F1」(以下、F1)。とっても魅力的な機種だが、試しに買ってみるには10万円超という価格と大きめのボディサイズがネックだった(という人も多かろう)。
F1は初代機だけあり、操作系も機能もかなり欲張って詰め込んでいたのもまた確かなのだ。
そこで登場したのが“HIGH SPEED EXILIM”「EX-FH20」(以下、FH20)。F1の後継機というよりはその弟分(といっても実売価格は8万円くらいなんだけど)。思い切って機能を絞り込み、構造をシンプルにし、スペックも「イマドキの高倍率ズーム機」相当になった。
最初にF1を知っている人のために、両者の違いをざっと比較してみる。
F1とFH20を比べてみる
「超高速連写」と「ハイスピード動画」というコンセプトは同じだが、中味はずいぶん違う。初号機と量産型という感じだ。
撮像素子はどちらも高速タイプCMOSセンサーだが、F1は1/1.8型の600万画素、FH20は1/2.3型の910万画素。FH20の方が画素数が増えているが、素子自体のサイズは小さくなっている。
これにより残念ながら高感度時の画質はF1の方が上。高速連写時はどうしても「ISO感度を上げて撮る」ケースが多くなるため、画素数より高感度時画質の方が大事だったりするわけで、これは残念。
レンズはF1は35ミリ換算36~432ミリ相当の10倍ズーム。FH20は同26~520ミリ相当の20倍ズーム。FH20の方がイマドキの高倍率ズームらしく、広角から超望遠までの20倍ズームと倍率はぐっと上がった。
続いて高速系の性能。FH20は910万画素だが、超高速連写モード時は700万画素相当になる。超高速連写の速度は最高40コマ/秒で、連写枚数も最大40枚。F1は600万画素だったがそれぞれ60枚だ。
続いてハイスピードムービー。FH20は210fps(つまり、通常撮影時の7倍速)で480×320ピクセル(iPhoneの画面サイズとちょうど同じだ)。対してF1は300fpsで512×384ピクセルだった。
動画の形式も、F1はH.264(MPEG-4/AVC)の「MOV」ファイルだったのに対し、FH20はMotionJPEGの「AVI」ファイルとなっている。
つまり、速さに関してはF1の方が上だ。おそらく内部バッファや処理速度や撮像素子の仕様の違い……総じてコストダウンに起因するものだろう。
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