音楽や動画、静止画の再生が可能なメディアプレーヤーとしての機能は変更なし。再生可能なファイル形式はAAC/DRM付きAAC/MP3(MP3 VBR含む)/Audible(フォーマット2、3、4)/Apple Lossless/AIFF/WAVの各楽曲ファイルおよび、MPEG-4 AVC/H.264ならびにMPEG-4 SPの動画ファイル。動画については480p/576pでの出力も行える。JPEG/BMP/GIF/TIFF/PSD(Macのみ)/PNGの各静止画ファイルの表示も行える。
引き続き802.11b/gの無線LAN機能を備えており、内蔵するWebブラウザ「Safari」でWeb閲覧が可能なほか、iTunes Storeで楽曲やアプリの購入が行える。App Storeで入手できるアプリケーションにももちろん対応する。
ソフト面で大きな追加がなされたのは、NikeのスポーツシューズとiPodを連動させる「Nike+iPod」への標準対応。アプリケーションが初期状態で導入されており、センサーを別途購入してシューズに取り付けるだけで、Nike+iPodが利用できる。ちなみに第1世代機はNike+iPodに対応しておらず、トランスミッターをDockコネクタに接続しても対応していない旨のメッセージが表示されてしまう。
Nike+iPodのアプリは「設定」メニューの「Nike+iPod」をオンにすると、ホーム画面にアイコンが表れる。ワークアウトに関する設定(走行時間や目標距離/カロリー、履歴管理)などはホーム画面からのアイコンで、ガイダンス音声の選択(男性/女性)、体重など基本的な設定については「設定」メニューから行うようになっている。
そのほかに変更はなく、ソフトウェアバージョン2.1を適用した第1世代iPod touchとの機能面での差はまったくない。ちなみに、手元の第2世代iPod touchのソフトウェアバージョンは2.1.1だった。
外観の一部変更が行われ、Nike+iPodに標準対応したとはいえ、ドラスティックな変更は行われていない。第1世代製品にソフトウェア2.1を適用すれば、Nike+iPod以外の機能差はない。そうした意味では、第2世代機というよりマイナーバージョンアップした1.5世代機と呼ぶ方がしっくりくるかもしれないが、音量調節ボタンとスピーカーの新設はメディアプレーヤーとしての使い勝手を飛躍的に高めている。特にAppStoreでダウンロードしたゲームを楽しむ際、内蔵スピーカーの存在は大きい。
また、価格も2万7800円(8Gバイト版)からとぐっとお手ごろになった。第1世代機の8Gバイト版は3万6800円だったので、9000円の値下げだ。最も大容量の32Gバイト版も4万7800円で手に入る。音楽も、ビデオも、静止画も、そしてゲームも楽しめるマルチメディアマシンとしてより熟成度を高めた製品といっていいだろう。
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