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動力のないトミカが“びゅんびゅん”走るサーキット橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第7回(2/2 ページ)

» 2008年10月21日 11時13分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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走行可能な車種をチェック

 電源は単一形乾電池を4本使用。ワタクシの場合は単三形のニッケル水素充電池をスペーサーを付けて使用しているが、とくに問題はないようだ。電池をセットしてスイッチを入れると、「ウェルカム! トミカサーキット」という景気のいいセリフのあとにファンファーレが響き渡る。音量がけっこう大きいので、夜中に遊ぶときはスピーカー部を隠したほうがいいかもしれない。できれば音量を調節できるようにしてほしかった。

photophoto 上下に付いたローラー(左)。コーナー部(右)

 ファンファーレとともにローラーゲートが回り出すので、トミカをセットしよう。ローラーに入れた瞬間、勢いよくトミカが射出される。そのままスムーズにコーナーを回り、反対側のローラーにたどり着けば、再びモーターの力で射出される。これが繰り返されることで、延々とトミカがサーキットを回り続けるわけだ。

 ただし、トミカのミニカーならなんでも走れるというわけではなく、ブルドーザーなどの特殊なタイヤを使ったものや消防車やクレーン車などの上部に複雑な部品が付いたもの、バスなどの車高の高いクルマは走れない。適合しないクルマを使うとどうなるかというと、射出しないでローラーの入口でつかえてしまうか、押し出した瞬間に車体が横倒しになったりして走行不可能になってしまう。走れるのは、セダンやスポーツカー、コンパクトカーなど車高の低い乗用車に限られるので、買うときは手持ちのトミカを確認しておこう。

コースチェンジやピットストップも楽しめる

 実際に遊んでみたが、ただミニカーがグルグル回っているだけなのに、なぜか楽しい。酒でも飲んでボケーッとしながら見ていると、不思議と心が安らぐのだ。ローラーゲートをクルマが通る瞬間に効果音としてエンジン音が鳴り響くので、これがちょっとウルサイが、スピーカー部をタオルなどで覆って音量を下げれば解決する。コースはインコースとアウトコースの2コースで、コースインボタンとコースアウトボタンが用意されており、コースを切り替え可能だ。また、グルグル走るだけでなく、ピットストップなどのギミックも搭載されているので、飽きたらピットインさせてまた射出したりと、色々と操作する楽しみも味わえる。

photophoto ボタンで操作可能なピット(左)。ピットインボタン(右)

 走行可能なトミカの中でも、車種によってスムーズに走るものとリタイアしやすいものとあるので、トミカを何台か持っている人は色々なクルマで試してみよう。ワタクシも自分の愛車である「Y11ウイングロード」などを走らせてみたが、このような庶民的なクルマがサーキットを疾走する姿を、この「びゅんびゅんサーキット」なら存分に楽しめる。トミカが好きな人はもちろん、クルマを愛するすべての人に遊んでほしいおもちゃである。

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