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BDへの“こだわり”が詰まったソニー「BDZ-X95」(後編)BD/DVDレコーダー特集(4/5 ページ)

» 2008年10月28日 20時20分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

BRAVIAからの録画予約もできるホームサーバ機能

 ネットワーク機能は旧モデルから大きな変更はない。携帯電話からの録画予約に対応するほか、DLNA準拠のDLNAサーバ機能を持つ。もっともDLNAサーバ機能は旧モデルの時点でDTCP-IPに対応してコピー制御された録画番組の配信も可能。さらに、MPEG4/AVCで録画した番組の配信にも対応していた。またHDD内の録画番組以外に静止画の配信にも対応している。使い勝手という点では、番組ジャンル別の一覧なども可能であり、この点はパナソニック製品のDLNAサーバ機能よりもぐっと使い勝手がいい。

photo DLNAサーバ(ホームサーバ)の設定は実質ON/OFFのみとシンプル。クライアントの登録を自動で行うこともできる
photophotophoto バッファロー「LT-H90」からDLNAサーバに接続。静止画にも対応している点、一覧が充実している点は大きな魅力だ

 また、対応する製品に限られるが、同社の液晶テレビ「BRAVIA」からも電子番組表を使ってLAN経由の録画予約が行える。ネットワーク機能は同社が以前から力を入れていた部分であり、旧モデルから目立った進化はなくてもかなり充実している。

 手持ちのDTCP-IP対応ネットワークメディアプレーヤーであるバッファロー「LT-H90」でDLNAサーバ機能を利用してみたが、問題なくデジタル放送の録画番組も行え、ジャンル別一覧なども利用できた。あえて残念な点を挙げるとすれば、本機の電源がONの状態でないと利用できないこと。この点は汎用的なWOL(Wake on LAN)に対応するか、もしくは電源OFF(厳密には待機状態)のままでもDLNAサーバとしては動作する仕様になってほしいと思う。

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