オリンパスイメージングは1月13日、コンパクトデジタルカメラ“μ”シリーズの新製品、「μ-9000」「μ-7000」を2月下旬より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はμ-9000が4万5000円前後、μ-7000が4万円前後。
μシリーズ最上位モデルモデルとなるμ-9000は1200万画素CCDに、28〜280ミリ(35ミリ換算)の光学10倍ズームレンズを搭載、高倍率のレンズを備えながら「光学10倍直進式ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメとしては世界最小」(同社)というコンパクトなボディサイズも実現した。ボディサイズは96(幅)×60(高さ)×31(奥行き)ミリ、185グラム。
レンズは非球面レンズ5枚とEDレンズ1枚を含む6枚9群構成で、開放F値は3.2〜5.9。5倍のデジタルズームも備えており。光学レンズと併用することで最大50倍の望遠撮影が行える。なお、CCDシフト式の手ブレ補正機能も搭載する。
「いままでも、10倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメを作ろうと思えば作ることができた。しかし、10倍レンズを搭載しても薄くなくては意味がない。新製品では、10倍ズームのレンズと搭載しながら、他を圧倒する薄さを実現できた」(同社 取締役DI事業部長 中嶋正徳氏)
背面液晶は、最大1000カンデラ/平方メートルの明るさを持ち、昼間でもはっきりと被写体を確認できる「ハイパークリスタル液晶III」を新搭載した。サイズは2.7型で、視野角は前後左右160度となっている。
新たな撮影モードとして、肌のシミやくすみを目立たせずに撮影する「ビューティーモード」を備えるほか、カメラ内編集機能「ビューティーメイク」によって目を大きくしたり、黒目に入った光を強調していきいきとした表情にすることもできる。ビューティーメイクの効果は3段階に変更可能だ。
μ-7000はレンズが光学7倍(35ミリ換算 37〜260ミリ)となっているが、撮像素子は同じく1200万画素で、背面液晶はμ-9000よりも大型の3型となっている。サイズは96.4(幅)×55.9(高さ)×23.5(奥行き)ミリ、132グラム。メディアはμ-9000/7000いずれもxD-ピクチャーカードだが、同梱のアダプター「MASD-1」を使用することで、microSDも利用できる。
そのほか、両モデルとも顔検出を利用して顔と背景を適正な露出にコントロールする「フェイス&バックコントロール」やカメラが自動的に被写体やシーンを判別して最適な設定を行う「おまかせ♪ iAUTO」、カメラ内で画像合成を行う「カメラ内パノラマ合成」などの機能を備える。
μシリーズのCMキャラクターは引き続き、フィギュアスケーターの浅田舞さん、真央さんの2人がつとめる。2人は発表会場に駆けつけたほか、会場では2人が登場する新CMも披露された。新CMは、――記者会見の席上で真央さんが「新しいμで撮らないでください!」と怒り出す。しかし、舞さんが新型μで遠くからとらえた真央さんのほっぺたにはニキビが――というもの。怒り出すシーンでは多くのNGを出してしまうなど、苦労もあったようだ。
また、2人のアスリートとして活躍する場面にプライベートショットなどを交えた写真展「OLYMPUS μ presents 第2回 浅田舞・真央写真展 〜ふたりのキセキ〜」が東京、名古屋、大阪の3会場で1月13日より行われる。会場では浅田姉妹を納めた写真のほか、舞さんの撮影した写真も鑑賞できる。会場は東京会場がCOREDO日本橋(1月13日〜25日)、名古屋会場が松坂屋名古屋本店南館1階「オルガン広場」(1月28日〜2月9日)、大阪会場が京阪シティモール(2月21日〜3月1日)となっている。
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