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ペンタックス、Optioに超薄型の「Optio P70」

» 2009年01月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは1月15日、コンパクトデジタルカメラ「Optio P70」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円代前半。

 これまでなかった「P」シリーズの第1弾モデル。最薄部16.5ミリというスリムボディながら、同社独自の「スライディング・レンズ・システム」を使用した27.5ミリからの光学4倍ズームレンズを搭載。ボディにはフラットかつクロムメッキパーツを採用するなど、デザイン性と機能性を両立させた(※初出時、焦点距離について一部誤りがありましたので該当カ所を訂正させて頂きました)。

photophotophoto 「Optio P70」

 スライディング・レンズ・システムは中央のレンズ群を光軸上からあえて外し、鏡胴にレンズを2段収納することでレンズ全長を短くする機構。本製品では、35ミリ換算27.5〜110ミリの光学4倍ズーム「smc PENTAX」レンズを搭載する。F値は2.6〜5.8。約6.3倍のデジタルズームも備えており、光学ズームと組み合わせれば最大約25倍の望遠撮影も行える。

 撮像素子は1/2.3型 有効1200万画素CCDで、電子式手ブレ補正機能と最高ISO6400による高感度撮影によるブレ軽減機能も備える。また、「Movie SR」によって動画撮影時のブレもソフトウェアで補正する。

 被写体によってカメラが自動的に最適な撮影モードを選択してくれる「オートピクチャー」機能を備えるほか、最短0.03秒で最高32人までを認識してAE/AFを行う顔認識機能も搭載。顔認識機能により、笑顔を検出して自動でシャッターを切る「スマイルキャッチ」や、ひとのまばたきを検出して警告する「まばたき検出」も利用できる。

 背面ボタンだけで電源オンやズームが可能になるなど縦位置撮影が容易に行える「携帯ショット」モードも用意されている。また、2枚の撮影画像をカメラ内で合成し、約21ミリ相当の超広角表現が行える「デジタルワイド」や、最大3枚の画像をカメラ内で合成する「パノラマ」モードなども備える。

 背面液晶は2.7型で、約33.7Mバイトのメモリを内蔵。サイズは約97(幅)×54(高さ)×21.5(厚さ)ミリ(最薄部16.5ミリ)/約110グラム。メディアにはSDメモリーカードを使用する。

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