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効率よく料理したい人の「デジタル計量スプーン」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第46回(2/2 ページ)

» 2009年01月20日 17時14分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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クッキングスケールと同じように利用可能

 使い方は、まず量りたい材料に合った大きさのスプーンを選び、ハンドルに装着する。計測できる容量は小さじが約28.4ミリリットルで、大さじが約57.0ミリリットル。スプーンは半透明で、容量の目盛りも印刷してあるので、重さを量らなくても普通の計量スプーンとして十分使える。装着するには、装着部をハンドルの差し込み口にまっすぐ入れるだけで、パチンと音がすればOKだ。取り外しもしやすいので、大さじと小さじを頻繁に取り替えるときにも使いやすい。

photo 操作ボタンは3つ

 操作ボタンは「ON/OFF」と「TARE」、そして「HOLD」の3つがある。スプーンを付けたら、とりあえず水平な場所に置き、「ON/OFF」ボタンを押して「0.0g」になることを確認する。これで準備はOKだ。あとは物をのせるだけで、ハンドルの液晶部に重さが表示される。

photo 液晶に計測値が表示される

 この製品の魅力はもちろん、スプーンで材料をすくってそのまま計測できる点だが、一方で水平な場所に置いたまま、そこに物をのせても計測できる。つまりクッキングスケールと同じように使うこともできるわけだ。ちなみに持ち上げて量る場合、スプーンの傾きによって少し数値が上下してしまうので、厳密に量るなら置いて量るほうが確実だともいえる。説明書には、しょうゆや酢などの液体を量る場合は、水平に置いた状態でスプーン部分に注ぐように書いてある。

サブ機能も充実

 液体を注ぎ足したりする際に、継ぎ足しした分だけを計測することも可能だ。その場合、まず1回目に材料を入れて量り、その後に「TARE」ボタンを押すと表示が「0.0g」になる。その上で注ぎ足せば、後から入れた分を計測できるわけだ。また、計量結果が出たあとに「HOLD」ボタンを押すと、計測値が固定される。解除するには再び「HOLD」ボタンを押すか、10秒間放っておくと、元通りになる。オートオフ機能も搭載されており、2分間置いておくと自動的に電源が切れるようになっている。

 実際にいろいろなものを量ってみたが、使い勝手はかなり良好。最初はその大きさに驚いたスプーンだが、慣れるにつれて非常に使いやすくなってきた。また、「TARE」や「HOLD」などのサブ機能も実に便利で、役に立つ場面は多い。正直、買う前はここまで完成度の高い商品だとは思わなかったが、これはウレシイ誤算だった。料理が好きな人はもちろん、これから料理に挑戦しようと思っている人も、ぜひ注目していただきたい。

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