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日常でも使いたいタフネスデジカメ――オリンパス「μTOUGH-8000」(3/5 ページ)

» 2009年02月05日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
MENUキーを押すと、このカラフルなメニューとなる。これは分かりやすくていい(写真=左)。メニュー上で撮影メニューを選ぶと細かい設定が可能だ(写真=右)
センターキーを押すとFUNCメニューが現れる。簡素なメニューだが、ホワイトバランス、ISO感度、連写などをさっとセットできる(写真=左)。シーンプログラムでは例を見ながら撮影シーンを選べる(写真=右)
十字キーの左(タップコントロール時は左側面タップ)でマクロモードが切り替わる。スーパーマクロ時はLEDライトによる照明が利用可能だ

 十字キーの左上にあるMENUを押すとそのときのモードに応じたメニューが表示される。アイコンがカラフルでいい。撮影メニューでは手ブレ補正のオンオフなど細かい設定がすべて可能だ。ISO感度やホワイトバランスなどその場でさっといじりたい機能はセンターキーのFUNCメニューで行える。こちらは従来通りの簡素なデザインである。

再生時の画面

 液晶モニターは2.7型。かなり明るくて見やすくて視野角も広い。これはなかなかのすぐれものだ。

アウトドアでも日常でも「ラフに扱っても安心」デジカメ

 スペックだけを見ると「アウトドア用デジカメ」だが、実のところ、アウトドアでも日常生活でも乱暴に扱って構わないタフなデジカメと考えた方が楽しいだろう。さらに別売のシリコンジャケットを着せれば安心度が増す。これならカメラを乱暴に扱いかねない子どもに持たせても、あるいは水遊びを撮っても安心だ。

底面のバッテリーカバーをはずすとバッテリーとxDピクチャーカードスロットが。ACアダプタから直接充電できるので、いちいちバッテリーを着脱する必要がない

 その上、広角対応でコンパクトで薄くて、顔検出やおまかせオートなどトレンドな機能は全部入っているのだから、実に魅力的である。

 気になったのは記録メディア。xDピクチャーカードである。付属のアダプタでmicroSDメモリーカードが使えるとはいえ、富士フイルムが「xDピクチャーカードとSDメモリーカードの兼用スロット」を採用した今、容量でも入手のしやすさでも汎用性でもSDメモリーカードに負けてしまっている。富士フイルムと同様、オリンパスも兼用スロットを搭載していい時期ではないかと思う。

 パナソニックから「DMC-FT1」という強力なライバルは登場したものの、どこでもへでも連れて行けて、濡れようが砂にまみれようが多少ならぶつけても安心、という素晴らしいカメラなのは間違いない。

 アウトドアの趣味はなくて日常生活で使うのがメインという人は、3メートル防水の「μTOUGH-6000」を選ぶという手もある。「μTOUGH-6000」の方がカラバリも豊富だ。画素数も1000万画素と少し少ないが、ここまでくれば画素数差を気にする必要はまったくあるまい。

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