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“毛穴吸引”で脂っぽい鼻にサヨウナラ橘十徳の「自腹ですがなにか?」第51回(2/2 ページ)

» 2009年05月26日 08時30分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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ミスト機能を搭載

 キャップを外すと、上部に吸引口とミスト吹出口があるのが分かる。吸引口には透明な樹脂製のカップをはめこんで使うようになっており、このカップを肌にあてて吸引する。ミストはカップが肌から離れているときに出る仕組みになっていて、これは肌の上でのカップの滑りを良くして、肌とカップとの密着感を高める効果があるそうだ。

photophoto カップを取り外すと、吸引口が見える(左)。グリップの背面部分には、水タンクと排水口、スイッチがある(右)。

 グリップの背面には水タンクの栓があり、これを開けて中に水を入れる。注水口のすぐ下には排水口も設けられていて、さらにその下にはスイッチがある。ゴム製の栓は本体から取れないように固定されているので、水を入れるときに外してもなくしてしまう心配がない。なお、充電中はグリップの前面の下が赤く点灯する。充電が完了してもランプは消灯しないので、このあたりはちょっと不便だ。

吸引後はスッキリ爽快(そうかい)

 使い方は、まずは上部のキャップを外して、タンクの栓を開けて水を入れる。本体は防水なので、水道の蛇口の下に注水口をあてて、そのまま水を入れればOK。次はカップの挿入確認だ。カップの吹き出し口は楕円(だえん)形になっているので、この楕円が縦方向になるようにカップを回して調整する。

 準備ができたら本体スイッチをONにすると、ミストが出てくる。顔はあらかじめ洗顔を済ませて、クレンジングや日焼け止めなどは落としておく。説明書によると、入浴中の体が温まった状態や、蒸しタオルを鼻に3分当てたあと、イオンスチーマーを使用したあとなどに使うと、より効果的だという。

 使用方法は、最初に鼻全体をまんべんなく吸引して、それから気になる部分を集中的に吸引する。ただし、小鼻のキワは皮膚が薄いので、何度も滑らせないほうがいいそうだ。終わったらスイッチを切って顔をすすいで、化粧水などを付けて保湿する。この機器を使うのは週に2〜3回が目安で、使いすぎは逆に肌への負担になるので注意しよう。

 使ってみたが、使用中は適度に鼻の表面に吸い付いて、強い吸引力を感じた。終わってからカップを見てみると、皮脂汚れらしきものがカップのフチに付いている。お見苦しいので写真などは割愛するが、けっこうな量の汚れが取れたので驚いてしまった。鼻の頭も、スクラブ洗顔をした後のようにスースーした感じで実にスッキリ爽快(そうかい)だ。鏡を見てみると鼻の頭のテカテカも消えていた。うーむ満足。

メンテナンスはちょっと面倒

 使用後の掃除は、洗面器に入れた水かぬるま湯で行う。本体からカップを外して吸引口を直接水面につけ、約15秒間洗浄。そのまま水面からあげたあとも30秒間運転したままにして、終わったら10回程度振って内部の水をふき取る。さらにスイッチを切ってタンクから水を抜き、栓を開けたまま乾燥させる。最後にティッシュや綿棒でふけば完了だ。

 なお、吸引口に汚れが詰まったときなどは、付属のブラシを使って掃除する必要がある。正直いって1回ごとにこれらの行程をこなすのは面倒だが、汚れを取るための製品なのだから機器自体が汚れるのも当然で、多少の手間は仕方がないのかもしれない。

photophoto 充電台にセットした状態。非接触式なので前後逆にセットしてもOK(左)。吸引口に汚れが溜まったときは、付属のブラシで掃除する(右)

 というわけで、メンテナンスの面倒くささだけはマイナスだが、それ以外はかなり気に入った。本体が大きいので洗面所のスペースが少々狭くなるかもしれないが、デザインも悪くないのでそれも許せる。これから暑くなるにつれて汗をかく機会が多くなるが、この商品を使ってフェイスケアに励んでみてはいかがだろうか。

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