マクロヴィジョンは8月25日、ネット接続したテレビなどの電子番組表(EPG)から、放送中の番組や、Webで公開されている動画、ホームネットワークでつながれたPCやAV機器に保存した動画や音楽、写真などを一元的に検索・閲覧できる「TotalGuid」を発表した。
米本社が蓄積してきた楽曲名やアーティストプロフィールなどメタデータと、米本社で開発してきたDLNA技術を利用したサービス。北米と欧州で来年スタートする予定で、国内での提供準備も進めている。
EPGからのコンテンツ検索・閲覧に加え、テレビ番組や動画の詳細情報の確認、プレビュー動画の確認もできる。各番組の出演者のプロフィールや写真、過去の出演作も表示。過去の出演作をクリックし、詳細な情報を見るといったことも可能だ。
好きな芸能人などユーザーの好みを登録すれば、好みに合う番組をレコメンドする機能も。米国版では映画のソーシャルネットワークサイト「Flixster」と連携し、友人が勧める映画を一覧表示する機能も備えた。
北米と欧州で各メーカーと話し合いをしており、来年にはサービスをスタートするという。日本市場は、「EPGデータを放送局がすべて保有している特殊な市場。放送局と丁寧に話し合いをしながら進める。協議が今、始まる段階だ」(マクロヴィジョンの西村明高社長)としており、提供開始時期は、来年の中ごろには決まる見通しだ。
米Macrovisionは、7月に社名を「Rovi」に変更した。著作権保護技術のイメージを抜け出し、「デジタルホームの新しいカンパニーを目指す」(マクロヴィジョンの出口雄一郎 VP オブ セールス)としている。日本法人も秋ごろに社名変更する予定だが、新社名は未定。
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