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ソニー、FMラジオ付きなどICレコーダーをフルモデルチェンジ

» 2009年09月01日 17時38分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月1日、ICレコーダーの新製品「ICD-BX80」「ICD-AX80」「ICD-UX400F/UX300F/UX200」「ICD-SX950/SX850」を10月21日より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープン。市場想定価格は以下の通り。

製品名 主な想定用途 最長録音時間 録音形式 実売想定価格 備考
ICD-BX80 語学学習/おけいこ 534時間25分 MP3 6000円前後 録音時約55時間録音可能
ICD-AX80 おけいこ 534時間25分 MP3 1万円前後 USB充電対応
ICD-UX400F 語学学習/おけいこ/会議録音 2145時間55分 MP3 1万5000円前後 5行表示大型液晶、FMラジオ搭載
ICD-UX300F 語学学習/おけいこ/会議録音 1072時間25分 MP3 1万3000円前後 5行表示大型液晶、FMラジオ搭載
ICD-UX200 語学学習/おけいこ/会議録音 535時間45分 MP3 1万円前後 5行表示大型液晶
ICD-SX950 楽器録音/会議録音 3019時間25分 リニアPCM、MP3、LPEC 2万円前後 電話録音マイク付属、リニアPCM録音対応、タッチノイズ低減コーティング仕上げ
ICD-SX850 楽器録音/会議録音 1505時間55分 リニアPCM、MP3、LPEC 2万5000円前後 電話録音マイク付属、リニアPCM録音対応、タッチノイズ低減コーティング仕上げ

 ICD-BX80は「ICD-B61」の後継となるエントリーモデル。エントリーモデルながら2Gバイトのメモリを内蔵しており、最長で534時間、最高音質のSHQモード(モノラル 44.1kHz/192kbps)でも22時間15分の録音が行える。大型ボタンの採用や液晶での日本語表示など、初めてICレコーダーを購入する人に向けた使いやすさに留意したモデルとなっているかわりに、PCへのデータ転送(バックアップ)は不可能となっている。

 ICD-AX80はICD-BX80と同様の大型ボタンや大画面液晶などを備えるが、前モデルにあたる「ICD-AX70」と同じくUSBを利用してのPC接続にも対応する。付属のダビングキットを利用することで、カセットテープなどアナログ音源からのダビングも行えるが、マスストレージクラスには対応しておらず、PCへのデータ転送には付属ソフト「Digital Voice Editor」が必要だ。

photophoto 「ICD-BX80」(写真=左)、「ICD-AX80」(写真=右)

 ICD-UX400F/UX300F/UX200はICD-UX91/UX81/UX71の後継に当たる会議録音から語学学習まで幅広い用途に対応するモデルで、5行表示可能な大型ディスプレイや未使用時には本体に収納されるUSBコネクタ、独立した電源スイッチなどによって使い勝手を高めた。また、AACファイルの再生にも対応している。

photo ICD-UX400F/UX300Fはシャンパンゴールド・ブラック/レッドの3色、ICD-UX200はシルバー/ホワイト/ピンクの3色を用意する

 ICD-SX950/SX850はICD-SX900/SX800後継となるリニアPCM録音も可能な製品。マイクを本体から独立させたセパレートデザインはそのまま、ビジネスシーンにもマッチする新カラーを採用し、電話録音マイク「ECM-TL02」も同梱した。ICD-SX950は8Gバイト、SX850は4Gバイトのメモリを搭載しており、ICD-SX950ならばリニアPCM(44.1kHz/16bit)でも約12時間の録音が行える。

photo ICD-SX950はブラックのみ、ICD-SX850はシルバー/ボールドレッドの2色が用意される

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