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ロケット打ち上げでストレス発散? 「セーフティロケット マーキュリー」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第24回(1/2 ページ)

» 2009年09月15日 08時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 今年は宇宙飛行士の若田光一さんが宇宙ステーションに滞在したことが話題となったが、ロケットやスペースシャトルの打ち上げシーンというのは何回見てもワクワクするものだ。空に向かって勢いよく飛び上がっていくその勇姿を見ると、日頃のストレスも吹き飛んでしまう。

 そんな打ち上げの爽快(そうかい)感を一般人が手軽には味わうには、学習教材などで使われる小型の“モデルロケット”を使うのが一番だ。モデルロケットとは、非金属のみで作られた複数回利用できるロケットのこと。海外では動力として火薬が使われることが多いが、火薬の規制が厳しい日本では、圧縮空気を使って飛ばす“ペットボトルロケット”が人気である。

photophoto タイヨーの「セーフティロケット マーキュリー」。ロケットの先端にはクッションが付いている(左)。ロケットについて解説した小冊子などが付属する(右)

 しかし、今回ワタクシが買ったタイヨーの「セーフティロケット マーキュリー」は火薬でも圧縮空気でもなく、水を電気分解して水素と酸素を発生させ、熱膨張の力を使って飛ばすというシロモノ。ひと味違った原理で発射するという点に魅力を感じて衝動買いしてしまった。希望小売価格が5775円のところ、楽天市場の某店で税・送料込み2325円と、半額以下で売っていたというのも大きい。この内容で3000円以下ならかなり安いと思う。

使用電池は単1形が6本

 届いたパッケージの箱を見ると、発射されたロケットを子どもと大人が見上げている写真が載っているが、この商品の対象年齢は12歳以上。子どもだけで扱うと重大な事故につながるので注意しよう。ただしロケット自体はとても軽く、先端にはスポンジのようなクッションが付いており、羽も柔らかくて、安全性にはかなり気をつかっているようだ。ちなみにロケットの長さは実寸で278ミリだった。

photophoto ベースユニットはグレーとオレンジのツートンカラー(左)。ベースユニットの両端に電池ケースがある(右)

 発射台となるベースユニットの横のサイズは280×250ミリ。樹脂製の表面には凹凸が刻まれており、SFチックなデザインに仕上げているが、少し子どもっぽく見える。個人的には、もう少し大人向けのシンプルな感じにしてほしかった。

 ベースユニットの左右の端は電池ケースになっていて、ここには単1形のアルカリ電池が片側に3本ずつ、計6本が収納される。メーカーによると、気温20度の場合、約20回の打ち上げが可能とのことで、なかなか電池食いな商品といえる。ただ、単1形乾電池は重いのでベースユニットを安定させるには好都合だろう。

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