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逆さ言葉を生成するICレコーダー「逆さマスタージャパン」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第27回(1/2 ページ)

» 2009年11月04日 02時27分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 子どものころ、言葉を逆から読んで「これ、な〜んだ?」と元の言葉を当てる遊びをした。ワタクシはこの遊びが苦手で、正解を答えられずに何度も悔しい思いをしたのを覚えている。そんな“逆さ言葉”の魅力を存分に楽しめるオモチャが登場した。タカラトミーアーツが発売した「逆さマスタージャパン」だ。

 この商品は、録音した言葉を逆さにして再生するという今までにないICレコーダーである。逆さにしたあとになにをするかというと、なにもしない。ただ逆さ言葉を生成するだけのシンプルな商品なのだ。これは潔い。ゴチャゴチャと多機能なオモチャが多い中で、このそっけなさは貴重だともいる。

 シンプルなだけに、値段が安いのもうれしい。価格はAmazon.co.jpで1344円。送料を無料にするために別の商品を買い足さなければならないほど安かったので、すぐに購入を即決した。いったいこのグッズを使ってなにをどう遊ぼうか、あれこれ考えるのも実に楽しい。

photo 「さかさマスタージャパン」のパッケージ。さまざまな逆さ言葉の例が記載されている

質感が高いつや消しブラックのボディ

 届いた商品を見ると、けっこう小さい。置き時計のような形をしているので大きいものを想像していたのだが、意外だった。カラーは1色しか用意されておらず、本体はブラックのみ。枠の縁だけ白くなっており、デザイン上のアクセントになっている。正面には大きく緑の感嘆符が描かれており、これが動作ランプになっている。

 写真で見るとちょっと安っぽい感じにも見えたが、実物に触ってみると、本体はつや消しの上品なブラックで、質感はなかなか高い。デザインも落ち着いた感じなので、大人の部屋に飾っておいてもあまり違和感は感じないだろう。上部には録音ボタンと再生ボタンに加えて、この商品のキモといえる逆再生ボタンが配置されている。録音ボタンは赤い丸、再生ボタンは三角マーク、逆再生ボタンには「“R”」と白抜きで表示されており、とても分かりやすい。

 裏には電池ケースとスピーカー、そしてメインスイッチがある。電池ケースはネジ止めで、開閉にはマイクロドライバーが必要だ。電源は単四形乾電池が2本で、充電式は絶対に使わないように注意書きが書かれていた。このほか、録音用のマイクがボディ側面に配置されている。

photophoto マットブラックの落ち着いたデザイン(左)。左から録音ボタン、再生ボタン、逆再生ボタンが並ぶ(右)
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