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パナソニック、“超解像”ズーム搭載のハイビジョンビデオカメラを発売

» 2010年01月13日 19時41分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは1月13日、デジタルハイビジョンビデオカメラの新製品として、96Gバイトのフラッシュメモリを内蔵した「HDC-TM70」など3機種を発表した。いずれもオープンプライスで、2月20日に発売する予定だ。

photo 左から「HDC-TM60」「HDC-TM70」「HDC-HS60」
型番 HDC-TM70 HDC-TM60 HDC-HS60
記録メディア 96Gバイト内蔵メモリ
SDカード(別売)
64Gバイト内蔵メモリ
SDカード(別売)
160GバイトHDD
SDカード(別売)
ボディーカラー ムーンブラック サニーシルバー サニーシルバー
実売想定価格(オープンプライス) 12万円前後 10万円前後 10万円前後
発売日 2月20日

 HDC-TM70は、96Gバイトという大容量のフラッシュメモリを搭載したAVCHDビデオカメラ。フルハイビジョン記録で最長41時間10分(約5MbpsのHEモード)の長時間撮影を可能にした。HDC-TM60およびHDC-HS60はメディアおよび記録容量の異なるバリエーションモデルとなる。

 3機種共通の仕様としては、まず映像エンジンに「HDクリスタルエンジン・プロ」を採用したことが挙げられる。HDクリスタルエンジン・プロは、超解像技術を利用してデジタルズームの画質を向上させるという“iAズーム”が特徴。輪郭部や細かい部分、または変化の少ない部分を特定し、それぞれの部分に最適な画像処理を行うことで、最大35倍でもハイビジョン解像度を維持するという。また、35mmフィルム換算で35.7〜893mmの25倍光学ズーム、最大50倍の通常デジタルズームも搭載している。

 ズーム倍率を上げると目立ってくる手ブレを抑制するため、ジャイロセンサーも一新された。「POWER O.I.S」と呼ばれる新しい手ブレ補正機能は、「これまでは抑えきれなかった呼吸したときなどに起きるゆっくりとした手ブレにも対応する」(同社)という。

photo 個人認識機能により、認識した顔の下に登録名が表示されている

 個人認識機能も新しい。撮影中にあらかじめ登録した人の顔を見つけると、タッチパネル付き液晶画面に登録名や「追っかけアイコン」を表示。アイコンにタッチすると、フォーカスを合わせ続ける。顔と色で認識する方式を採用しているため、横顔など顔が見えにくい状態になっても肌色で認識して追尾し続けるという。個人認識は6人まで登録可能で、優先順位をつけることもできる。再生時に、登録した顔が出てくるシーンだけを選び出す「顔ハイライト再生」といった機能も備えた。

 撮像素子は、332万画素の単板MOS。写真撮影モードで撮影すれば、500万画素相当、動画撮影中の静止画同時撮影時でも450万画素相当の写真が記録できる。このほか、動画を撮影中に笑顔を検出すると自動的に静止画も撮影する「笑顔オートシャッター機能」を搭載。このときの撮影写真は450万画素で、手ブレやピンぼけ、逆光などの場合は自動的に記録をキャンセルしてメディア容量を抑える。

 外形寸法は、3モデルとも51.5(幅)×65.5(高さ)×112(奥行き)ミリ。重量は、HDC-TM70が約302グラム、HDC-TM60は約301グラム、HDD内蔵のHDC-HS60は約369グラムとなっている(付属バッテリー含む)。

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