東芝は3月24日、液晶テレビ“REGZA”の新製品「37Z9500」「40A9500」「32A950S」の情報を公開した。いずれも今週末から店頭展示を開始する予定で、価格はオープン。37V型の37Z9500が20万円前後、40V型の40A9500は14万円前後、32V型の32A950Sは9万5000円前後になる見込みだ。4月1日から実施される「2010家電エコポイント」対象製品となる。
37Z9500は、昨年9月に発表した「37Z9000」の後継機。40A9500は、同じく6月発表の「40A8000」、32A950Sは12月登場の「32A900S」のそれぞれ後継モデルとなる。外観や機能は従来機とほぼ同一で、液晶パネルの変更などで電力消費を抑えた。
なお、37Z9500のスペック表では年間消費電力量が従来機より上がっているが、これは新基準の測定方法による数値を想定して記載したため。「新基準は現在の基準より測定基準が厳しくなっているため、一見数値が上がったように見えるが、実際には37Z9000よりも低くなっている」(東芝広報)という。
REGZAの多機能モデル“Zシリーズ”の37V型。IPSのフルHDパネルを搭載し、120Hz駆動と黒挿入を組み合わせた「Wスキャン倍速」によって動画性能を改善している。映像エンジンは「メタブレイン・プレミアム2」だ。
フルHD地デジチューナーを3基搭載し、W録(2番組同時録画)しながら別のチャンネルを視聴できる「地デジ見ながらW録」を実現。HDDは内蔵していないが、USB接続の外付けHDDを同時に4台まで接続できる。また、超解像技術「レゾリューションプラス3」や自動画質調整機能「おまかせドンピシャ高画質3」、ゲームプレイ時の遅延時間をさらに短縮した「ゲームダイレクト」、DLNAクライアントといった多彩な機能を持つ。年間消費電力量は172kWh/年。
HDMI入力は4系統。このほか、2つのD4端子、4つのビデオ入力(S端子×1)などを備える。外形寸法は、902(幅)×640(高さ)×266(奥行き)ミリ。重量は17.5キログラム。
倍速駆動対応のフルHD液晶パネルを搭載したシンプルモデル。VA方式の倍速フルHDパネルを搭載。映像エンジンには「パワー・メタブレイン」を採用している。また、視聴環境に応じて映像を自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」も備える。年間消費電力量は148kWh/年。
HDMI入力は2系統。そのほかの入力端子は、D4×1やビデオ入力3(S端子×2)など。外形寸法は、997(幅)×683(高さ)×276(奥行き)ミリ。重量は16キログラム。
録画機能を持たない“シンプルREGZA”。WXGA(1366×768ピクセル)のVAパネルを搭載し、映像処理エンジンには「メタブレイン・プロ」を採用している。視聴環境に合わせて画質を自動的に調整する「おまかせドンピシャ高画質」も搭載した。付属のリモコンは、チャンネルボタンなど使用頻度の高いボタンを大きく配置した「シンプルレグザリモコン」だ。
HDMI入力は3系統。またD4映像やS2端子を含む3系統のビデオ入力端子を備えている。年間消費電力量は83kWh/年。
外形寸法は786(幅)×574(高さ)×266(奥行き)ミリ。重量は12.5キログラム。
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