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3D対応のフラグシップAVセンター、オンキヨー「TX-NA5008」

» 2010年06月28日 20時55分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは6月28日、3Dコンテンツの伝送に対応したAVアンプの新製品「TX-NA5008」および「TX-NA1008」を発表した。昨年8月に登場した「TX-NA5007/NA1007」の後継となるフラグシップモデルだ。TX-NA1008は、26万2500円で7月17日に発売予定。一方のTX-NA5008は、36万7500円で8月7日に出荷を開始する。

photophoto 「TX-NA5008」(左)と「TX-NA1008」(右)

 Dolby TrueHDやDTS-HD MAに加え、Dolby ProLogic IIzやAudyssey DSXに対応したAVアンプ。両モデルとも9チャンネルのアンプを内蔵し、フロントハイトスピーカーを使って上下方向を含む音場表現が可能だ。

 電源供給ラインの最短化設計とともに、3段インバーテッドダーリントン回路などを搭載して「3D映像が生み出すリアリティーをより深められる表現力を求めた」(同社)。また電源トランスにも大容量のものを採用し、とくにTX-NA5008にはオーディオ回路専用にトロイダルタイプを採用するなど、ピュアオーディオの技術もふんだんに投入している。

photophoto TX-NA5008の大容量トロイダルトランス(左)。デジタル/ビデオ部と電源部/パワーアンプ部(右)

 HDMI端子は、ver.1.4aの3D映像伝送やARC(オーディオリターンチャンネル)をサポート。2系統のHDMI出力を搭載し、薄型テレビとフロントプロジェクターなどの“2Wayシアター”に対応できる。

 ビデオアップコンバーターとして、TX-NA1008には「DCDiシネマ」、TX-NA5008には「HQV Reon-VX」を搭載。アナログ映像信号を1080pのフルHDにアップスケーリングして出力できる。また、PC向けのD-sub15ピン入力端子も装備しているため、ネット上のビデオコンテンツもアップスケールして楽しめる。

 従来機と同様、ネットワーク機能も充実している。Windows 7の「Play to」機能に対応。PCと同一のネットワークに参加すれば、PC側がAVセンターを認識し、Windows Media PlayerやDLNA準拠のサーバで管理している音楽コンテンツをネットワーク経由で再生できる。またCDを超えるクオリティーの24bit/96kHzの楽曲もサポートした。USB端子を利用してiPod/iPhoneのデジタル接続も可能だ。

 そのほかの新機能として、OSDが新たにオーバーレイ対応となったことが挙げられる。これにより、視聴中の映像を中断することなく、メニューを表示できるようになった。なお、TX-NA1008ではメニューの透過表示や日本語表示にも対応している。

型番 TX-NA1008 TX-NA5008
定格出力 145ワット×9 200ワット×9
実用最大出力 230ワット×9 280ワット×9
HDMI入力 7 8
HDMI出力 2 2
USB端子 1 2
映像入力端子 D4×2、コンポーネント×2、Sビデオ×4、コンポジット×5、D-Sub 15ピン×1 D4×3、コンポーネント×3、Sビデオ×4、コンポジット×5、D-Sub 15ピン×1
映像出力端子 D4×1、コンポーネント×1、Sビデオ×2、コンポジット×2
音声入力端子 デジタル×6、アナログ×7、PHONO×1、7.1ch×1 デジタル×7、アナログ×9、PHONO×1、7.1ch×1
音声出力端子 アナログ×1、9ch×1、サブウーファー×2 アナログ×4(ZONE2/3含む)、9.1ch×1、サブウーファー×2
外形寸法 435(幅)×198.5(高さ)×435.5(奥行き)ミリ 435(幅)×198.5(高さ)×463.5(奥行き)ミリ
重量 18.7キログラム 25キログラム
付属リモコン マクロ対応 マクロ対応双方向リモコン
価格 26万2500円 36万7500円
発売日 7月17日 8月7日

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