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三菱電機、3Dも入ったオールインワン液晶テレビ「MDR1シリーズ」2D−3D変換も

» 2010年08月24日 15時06分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は8月24日、ハイビジョン液晶テレビ“REAL”のハイエンドモデルとして、「MDR1シリーズ」を10月21日に発売すると発表した。3D映像に対応し、LEDバックライトを初めて搭載。従来の“オールインワン”モデルと同様にBDレコーダーとHDDも搭載した盛りだくさんの仕様だ。価格はオープンで、実売想定価格は55V型の「LCD-55MDR1」が50万円前後、46V型の「LCD-46MDR1」が40万円前後、40V型の「LCD-40MDR1」が30万円前後。

photo MDR1シリーズは40V型、46V型、50V型の3機種

 対応する3Dフォーマットはサイドバイサイドとフレームパッキングで、アクティブシャッター方式の専用メガネは2個同梱される。従来の3Dテレビでは、立体感は再生する映像コンテンツ側で設定されているが、同製品ではユーザーが好みの立体感を調節できる「奥行きアジャスター」機能を搭載した。調節範囲は「+1 手前に」「0 標準」「-1 奧に」「-2 もっと奧に」の4段階。オリジナルコンテンツに用意された右目用と左目用の映像を水平方向に移動させ、視差の大小を生みだすことで立体感を調節する。

photophoto 「奥行きアジャスター」は4段階に調節可能

 2D映像を擬似的に3D映像に変換する機能も搭載した。リモコンの「3D」ボタンを押すと「放送(入力のまま)」「3D」「通常映像→疑似3D」「3D→通常映像」という4つのメニューが選べる。「通常映像→疑似3D」を選択して3Dメガネを使用すれば、疑似3D映像を視聴できる。

photophoto 「通常映像→疑似3D」で2D映像を3Dに変換できる(左)。スピーカーはセンター、ウーハーなど10個搭載する

 液晶パネルはLEDバックライトを4倍速で駆動する新「DIAMOND Panel」となった。パネル表面は光沢処理を施し、「艶のある映像」を目指したという。さらにスピーカーにもこだわりを見せた。左右に各2個、センターに各4個、ウーハーを各1個と合計10個のスピーカーをパネル下部に配置する。センタースピーカーを追加したことによりセリフやボーカルが聞きやすくなったほか、5.1チャンネルのサラウンド音場を再現する。

 「オートターン」機能や「しゃべるテレビ」機能、「ECOメーター」などの省エネ機能は引き続き搭載される。さらに「アクトビラ ビデオ・フル」に対応するほか、録画した番組のCM部分をカットできる「オートカットi」などの便利機能も盛り込まれた。

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