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SRS Labs、iPhone用の「iWOWアダプター」を日本初公開CEATEC JAPAN 2010

» 2010年10月09日 19時01分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 SRS Labsは、「CEATEC JAPAN 2010」でiPhone用のiWOWアダプター「iWOW-02」を参考展示した。iWOWといえば、「Windows Media Player」に10年前から標準搭載されている定評のある音響技術。その効果をiPhoneでも利用できるようになる。

iPhone 3G/3GS用のiWOWアダプター「iWOW-02」

 iWOW-02は、iPhoneのドックコネクターに接続する外付けタイプのアダプターだ。イヤフォンやヘッドフォンの種類は問わず、手持ちのイヤフォンなどをアダプターのアナログミニジャックに取り付けるスタイルになる。電源はiPhoneから供給されるため、バッテリーや外部電源は必要ない。

 iWOWの音響処理については公開されていない部分が多いが、同社によると、PC用iWOWと同じ効果を楽しめるという。実際にイヤフォンを装着して試聴してみると、その違いは明か。低音は奥行きを増し、高音はクリアになる。また音数が大きく増し、包み込むようなサラウンド効果も加えられる。同社によると、「圧縮などで音源から失われたオーディオの細部を動的に見つけて復元する」という。

iPhone 3GSに取り付けたところ。前面のボタンでiWOWをオン/オフできる(左)。専用アプリ「iWOWアプリケーション」で音響効果をカスタマイズ可能(右)

 また、App Storeで無料配信されている「iWOWアプリケーション」を導入すれば、好みによって音響効果をカスタマイズ可能だ。アプリを立ち上げると、低音や高音域の量、サラウンド感などを調節できるようになる。

 iWOWアダプターは、米国で既に販売されているiPhone 3G/3GS用モデルが「早ければ年内」に発売される予定。iPod touch(第2世代)、iPod classic(2009年モデル)、iPod nano(第5世代)でも利用できる。また、ブースにはiPhone 4用の試作機も参考展示。こちらも国内販売される予定だという。

iPhone 4用の試作機も展示されていたが、外観はiPhone 4に合わせて変更される見通し(左)

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