新ディーガに接続するUSB HDDは、推奨モデルとして同社製「DY-HD500」(500Gバイト)のほかに3社6機種が指定されている(8月12日現在)。これらは、ATA-7 AVストリーミングコマンドセットに対応した機種だ。
メーカー | 型番 | 容量 |
---|---|---|
パナソニック | DY-HD500 | 500Gバイト |
アイ・オー・データ機器 | AVHD-UR1.0 | 1Tバイト |
アイ・オー・データ機器 | AVHD-UR2.0 | 2Tバイト |
バッファロー | HD-AVS1.0TU2/V | 1Tバイト |
バッファロー | HD-AVS2.0TU2/V | 2Tバイト |
ウエスタンデジタル | WDBABT0010HBK-JESN My Book AV | 1Tバイト |
ウエスタンデジタル | WDBABT0020HBK-JESN My Book AV | 2Tバイト |
もちろん一般的なPC用の外付けHDDでも、USB 1.2以上であれば録画にはまず支障がない(160Gバイト〜2Tバイトを使用可能)。しかし、パナソニックによると、数は少ないものの、「録画できない」トラブルがあったという。
「一般的なPCコマンドしかサポートしていないHDDは、エラーが生じたときに時間がかかっても正確にデータを記録しようとリトライを繰り返し、それが“録画できなかった”トラブルにつながる。そこで今回のディーガでは、AVコマンド対応HDDを採用。リトライを制限することで、次々と来る情報を途切れないように記録できる」(同社)。
なお、推奨モデルの6製品は、「AVコマンドをサポートし、かつディーガの内蔵HDDと同等レベルの品質基準を満たしたもの」だという。
新しいディーガの高速起動モードは、「速さと省エネの両立」というコンセプトで開発したというもの。一般的にレコーダーを素早く立ち上げるためには、多くの回路に通電しておく必要があり、結果として待機時の消費電力が上がってしまうといったデメリットがあった。
ディーガは、2011年春モデルで待機電力を最も低いモデルで約4.8ワットにまで下げつつ、電源オフの状態から番組表が表示されるまで約1秒という高速起動を実現したが、今回はさらに、「クイックモード(標準)」でも待機時の消費電力は約4.4ワットと0.4ワットほどさげた(BWT510、BRT210の場合)。そして春モデルで実現した番組表の1秒表示に加え、録画番組一覧の表示やBDドライブのトレイオープンといった動画も1秒で実行できるようになったという。
さらに待機消費電力を約0.03ワット(BRT210)まで下げるモードも用意。リモコンに新たに設けられた「エコ待機」ボタンを押すだけで、必要最小限の回路のみに通電する状態になる。もちろん起動時間は長くなってしまうが、「節電のためにコンセントを抜くより手軽で、確実に節電できる」(同社)という。
この状態でも、“録画予約の実行”、“番組情報のダウンロード”、“放送波アップデート”というレコーダーとして必要最低限の動作は実行可能。赤外線のリモコン信号も受け付けるが、無線リモコンは効かないという。
使い勝手という点で大きく進化したのが電子番組表だろう。これまでは左側に大きな広告枠があって一覧性を大きく損なっていたが、今回は「3年越しの交渉が実り、広告枠を上側に移動することができた」。
録画予約の操作も分かりやすく改善している。これまでも1ボタンで予約が完了する仕組みはあったが、番組表で1発予約するときはカラーボタンの赤を押し、放送中の番組を録画するときはフラップ内の「録画」ボタンだったりと統一性に欠けていた。そこで今回は、「スタート」ボタンの左上という目立つ場所に「ワンタッチ予約 録画」と表記した赤いボタンを配置。番組表から予約するときも、放送中の番組を録画する場合でも、このボタン1つで録画できるようにした。
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