投影星数は約1万個。最適投影距離は約1.5〜2.3メートル(最適距離は2〜2.3メートル)と、一般家庭のリビングや寝室には最適だ。投影範囲は最大約1.8メートルの円形となる。
使用する電池は単四形乾電池が4本。連続使用時間は約3時間だ。電池は底面のケースをマイクロドライバーで開けてセットする。使用にあたっての準備はこれだけだ。
プラネタリウムの使い方は、背面のスライドスイッチをオンにして水平な場所に設置し、部屋の照明を消して頭部のピント調整ダイヤルを回して星空がきれいに回るように調整する。
「ホームスターR2-D2」が映し出す夜空は、西経10.2度、北緯36.8度における5月頃の星座の様子で、「はくちょう座」や「ヘラクレス座」「カシオペヤ座」「こと座」「こぐま座」「北斗七星」「わし座」「さそり座」「うしかい座」「へびつかい座」「おとめ座」などが投影される。なお、星座線は記載されていない。
そしてこの商品最大の特長である「デス・スター」だが、これは探すまでもなくすぐに見つかった。投影される円の中心から少しずれた場所で、「うしかい座」や「ヘラクレス座」「へびつかい座」などに挟まれた星座が密集している中に怪しく輝いている。
もちろんデス・スターは実在する星ではないし、映画の設定上でもこのような場所にあったのかどうかは不明だが、「スター・ウォーズ」を見たことのある人なら誰もがデス・スターだと分かるくらいのサイズで、それでいてほかの星座を鑑賞する上でじゃまにならない絶妙な大きさに描かれている。
ただし、このサイズでもじゃまだと感じる人もいるかもしれないので、デス・スターだけを非表示にするモードなどがあるともっと良かったと思う。
ちなみにこの製品は以前紹介した「ホームスター トラベル」のように星空の原板を差し替えることはできない。この点は少し残念だ。できれば複数種類の星空を楽しめるようにしてほしかった。
プラネタリムそのものの出来としては、星空の雰囲気を楽しむ程度であれば十分満足できると思う。使い方も簡単だし、ピントを調整すれば鮮明な映像を楽しめるだろう。ちなみにこの製品の開発には、以前から「ホームスター」シリーズの開発に携わってきたプラネタリムクリエイターの大平貴之氏が関わっている。
前述したデス・スターの表示切り替えや原板の差し替え機能がないことは気になるが、それ以上にR2-D2のデザインをしたボディーはかなり魅力的だ。暗闇の中でR2-D2の頭頂部から光が照射されて、そこに満天の星が映し出される姿を見たら、スター・ウォーズが好きなワタクシはちょっと胸が熱くなってしまった。
これから寒くなるにつれて星空が美しく見える季節になるが、光の多い都市部に住んでいる人などはなかなか星を楽しめなくてストレスを感じる人も少なくないだろう。この「ホームスターR2-D2」を手に入れて、大宇宙の冒険に思いをはせてみてはいかがだろうか?
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