ただし組み立てといってもそれほど大げさなものではなく、1時間もかからずにできあがる。基板から伸びるリード線をセットする位置さえ気を付ければ、けっこう簡単だ。
手順としては、本体にはめ込んであるブロックを一旦外し、裏側にスピーカーをネジ止めする。基板のリード線を説明書の絵に従って処理してから、さらに基板をネジ止め。次に電池ボックスに接点金具を差し込み、リード線の端にある金具も本体ケースの穴に差し込んでいく。
あとは表側からボリュームつまみを差し込んで、スピーカーカバーをはめて最後にシールを貼ればできあがりだ。スピーカーカバーや本体シールはフルサイズの電子ブロックのデザインを踏襲したもので、これを貼るだけでたちまちカッコよくなる。
ちなみに買ってから気付いたことだが、実はこの「電子ブロックmini」、樹脂製の裏ブタが用意されておらず、裏側は剥き出しだ。裏ブタがなくてもとくに回路の実験に支障はないが、気になる人のために、部品が入っていた箱の一部をミシン目に沿って切り取り、両面テープで貼ることで裏ブタとして使えるようになっている。ただしこの裏ブタを貼っても電池ボックスはカバーされない。
このあたりはちょっとチープすぎる気もするが、コストを考えると仕方のないことかもしれない。個人的には、もう少し値段を上げてもいいからきちんとした裏ブタを付けてほしかったと思う。
実験前の準備は、アンテナのチューニングノブを左右に動かして動作をチェックし、乾電池を入れて説明書の指示通りにブロックとマイクをセット。マイクは、イヤフォンの先端を取り外してマイクカバーに替えると使えるようになる。
メインスイッチをオンにしてLEDが点灯すれば、電源と赤のLEDはOK。続いてLEDのブロックを緑に替えてテストする。さらにボリュームつまみを右に回してマイクに向かって声を出し、スピーカーから声が聞こえれば内蔵アンプの動作もOKだ。
実はワタクシの場合、最初にテストしたところLEDが赤も緑も両方点灯しなかったので少々焦った。LEDは点灯しないものの、なぜかアンプのほうは生きていて、マイクに向かって話すとしっかり音が出る。電池を何度か出し入れしたり、基板を1回取り外してもう一度付けてみたりと色々いじったら、今度は点灯した。どこかの接触が悪かったのが原因のようだ。
ちなみにLEDブロックは復刻版のEX-150には含まれていないブロックだ。反対に、ブロック2個分のスペースを取るトランスのブロックや、スイッチのブロックなど、EX-150に入っているブロックでminiのほうには付いていないものもある。もちろんブロックのサイズは共通なので、双方のブロックを自由に流用し合える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR