できあがった本体はブロックや電池をセットすると意外に重く、表面だけを見ればそれほど安っぽさは感じられない。EX-150は上部に持ち運び用のハンドルが付いているが、miniでは省略されていて、その代わりにストラップを通せる穴が上部の左右に設けられている。これを使えば首から提げたり、高いところに吊したりできる。
いくつか説明書通りに回路を組んでみたが、やはり電子ブロックは楽しい。ブロックの取り外しをしているとメカをいじっているような気分になれるし、作れる回路もラジオやモールス練習機、うそ発見器、エレクトロニックすいみん機など素朴なものばかりだ。中には「運動神経測定機」なんてのもあって、リード線の端子をすばやく連続して付けたり離したりするとLEDが点灯する、というのもあった。
また、付属の50回路のほかに、「miniが2個あればできる回路」や「miniとEX150 復刻版があればできる回路」、「2個のminiとEX-150 復刻版があればできる回路」としてさらに6回路が紹介されている。ちなみに2個のminiとEX-150 復刻版を使ってなにができるかというと、なんと「無線電信送信機」。これは片方のminiが送信機となり、もう片方のminiをラジオの受信機とするものだ。おそらくこの回路は過去の電子ブロックのテキストでも紹介されたことはないと思われる。これを見て、電子ブロックは今もなお進化しつつあるのだな、と感動してしまった。
おまけに付属の雑誌では、ブロックの中の部品をハンダごてなど使って交換し、オリジナルブロックを作る方法なども紹介されていた。電子ブロックは初めてというライトユーザーからマニアまで、幅広い人が楽しめるキットといえるだろう。
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