東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で国内最大級の玩具専門展示会「東京おもちゃショー2012」が開幕した。今年は国内外144社が出展し、約3万5000点の玩具が展示されているが、とくに注目を集めているのが“スマートフォン連携”の玩具だ。
バンダイは、iPhoneが顔になるペットロボット「スマートペット」と、スマートフォンを活用するボードゲーム「絶叫!おばけ屋敷ゲーム」をお披露目。タカラトミーでは、iPadをルーレットやイベントに利用する「人生ゲーム」を参考展示した。
タカラトミーアーツのブースでは、iPhoneのカメラを利用して写真の上にカラフルな“光の絵”を描ける「夜空におえかきマルチペンライト」を展示。シー・シー・ピーの「スマートヘリ」(販売中)なども合わせ、スマホのさまざまな機能を活用する玩具が多く出品されている。
その中の1つ、タカラトミーの「omnibot i-SODOG」(オムニボット アイソドッグ)は、スマートフォンをリモコンにして操作できる犬型ロボットだ。Bluetoothで接続し、画面上のコマンドをタッチすると芸をしたり、iPhoneを傾けるとi-SODOGも体を傾けたりといったユニークな機能を持つ。ダウンロードした楽曲に合わせてダンスを踊ったりもする。
ただし、それは機能のほんの一部。実はこのi-SODOG、かつての「AIBO」のような自律型のロボットで、さらに音声認識機能を使ってユーザーと会話までするという。
名称から想像できる通り、i-SODOGは2007年にタカラトミーが発売し、「世界最小の量産している人型ロボット」とギネス認定された「i-SOBOT」の後継機。およそ100(幅)×150(長さ)×150(高さ)ミリと大人なら手のひらに載せられるほど小さな体に15個のサーボモーターを搭載し、犬のかわいらしい動きをリアルに再現。300種以上のアクションが可能な本格的な犬型四足歩行ロボットなのだ。電源に繰り返し利用できる「eneloop」を採用しているところも i-SOBOTと同じ。今回は単四形3本で1〜2時間は遊べるという。
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