ITmedia NEWS >

録画も視聴も“テレビまかせ”、東芝“REGZA”に「Z7/J7シリーズ」が登場クラウドサービス対応(1/2 ページ)

» 2012年09月27日 14時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝は9月27日、液晶テレビ“REGZA”(レグザ)の新製品として、上位モデルの「Z7シリーズ」および新コンセプトの「J7シリーズ」という2ラインアップを発表した。いずれも狭額フレームを採用したスタイリッシュなモデルで、USB外付けHDDにより、タイムシフトマシン(Z7)や自動録画機能(J7)を利用できる。さらにクラウドサービス「TimeOn」(タイムオン)を組み合わせ、「テレビを楽しむための機能を満載した」(東芝)。10月下旬から順次発売する予定だ。

Z7シリーズ(左)とJ7シリーズ(右)

シリーズ名 Z7シリーズ J7シリーズ
画面サイズ 42V型、47V型、55V型 32V型、40V型、50V型、65V型
3D ○(偏光方式、3Dメガネ別売) なし
録画機能 全録/通常録画対応 W録対応(自動録画機能付き)
Wi-Fi
クラウドサービス
実売想定価格 42V型:18万円前後、47V型:27万円前後、55V型:37万円前後 32V型:7万5000円前後、40V型:11万円前後、50V型:23万円前後、65V型:37万円前後
発売時期 10月下旬 32V型と40V型は10月下旬、50V型は11月上旬、65V型は12月中旬
録画は別売のUSB外付けHDDが必要

 Z7シリーズは、今回から37V型をラインアップから外し、42V型、47V型、55V型という大画面中心にシフトした。デザインは、Jacob Jensen(ヤコブ・イェンセン)氏の監修によるもので、アルミ素材やスタンド部のガラスなど質感の高いマテリアルをふんだんに用い、「レグザのスリムミニマルデザインを極限まで追求した」(同社)という。IPS方式の新パネル「アドバンストクリアパネル」は、映り込みを抑えつつクリアパネル同様のコントラスト表現が可能。偏光方式の3Dに対応しているが、メガネは別売となっている。映像エンジンは「REGZA ENGINE CEVO Duo」だ。

「Z7シリーズ」。デザインは、Jacob Jensen氏のディレクションによるもの

 Z7シリーズは、外付けHDDをプラスするだけで最大6チャンネルの“全録”が利用できる“タイムシフトマシンレディー”モデルだ。USB3.0の採用とコンパクトなチューナーユニットが可能にしたもので、2本のUSBケーブル(通常録画を合わせると3本)を使って外付けHDDを接続する仕組みだ。別売の外付けHDDも、テレビ背面に背負わせるタイプの純正HDD「THD-250T1」(2.5Tバイト)をはじめ、バッファローやアイ・オー・データ機器といったサードパーティーから最大6Tバイトの“タイムシフトマシン対応USB外付けHDD”が登場する。ユーザーが個々のニーズに合わせて容量や設置方法を選択できるという。

小型になったチューナーユニットと強固なキャビネットを持つ新しいスピーカーユニット

テレビの背面に装着された純正HDD「THD-250T1」(10月下旬発売、実売4万円前後)。通常録画あと合わせて3本のUSBケーブルを使う。なお、装着した場合は壁掛け設置ができなくなる

テレビ背面のVESAネジ穴を利用して装着する仕組み。mini B-CAカードスロットは側面にある

 一方のJ7シリーズは、ブラックとシルバーのツートンカラー。東芝社内で手がけた狭額スリムデザインで、右下の円形ボタンがアクセントになっている。映像エンジンは「REGZA ENGINE CEVO」を採用しており、タイムシフトマシンや3D表示には非対応ながら、外付けHDD録画は可能。新たに任意のキーワードによる自動録画機能を備えた。画面サイズは、 32V型、40V型、50V型、65V型と幅広い。

J7シリーズのデザイン

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.