フジヤエービック主催の恒例「秋のヘッドフォン祭 2012」が10月27日に開幕した。回を重ねるごとに規模が拡大し、今回から土日の2日間開催となった同イベント。会場の「スタジアムプレイス青山」には、休日にもかかわらず、朝から多くのファンがつめかけた。今回も気になった新製品や参考展示を紹介していこう。
展示会場には各社の新製品がずらり。まず国内の大手メーカーから紹介すると、ソニーは夏にリリースしたプレミアムヘッドフォン「MDR-1R」やバランスド・アーマチュアドライバーを搭載した「XBAシリーズ」をプッシュ。ヤマハは先日リリースしたヘッドフォン「HPH-PRO500/HPH-PRO300」、JVCは、スピーカーの構造を応用した新開発ウーファーを搭載する「HA-FXZ200/FXZ100」などを展示した。
また、今回のヘッドフォン祭は、iriverやゼンハイザーの新製品発表会が開催されるなど、お披露目の場としても活用されている。このため、イベントが終わるまで展示がお預けになるといったケースもあったが、その後は発表されたばかりの新製品を試聴できるとあって来場者の関心も高かったようだ。
CAVジャパンは、振動スピーカー“BuruTta”(ブリュッタ)のハローキティバージョン「BRT-KT1-JP」を展示。外観はもとより、新たにIPX 4相当の防滴機能を備えた点もユニークだ。同社によると、「バスルームで音楽を聴くと通常は反響してききにくいが、振動スピーカーならあまり反響しないという話もある。防滴機能付きのモデルで検証してみたい」という。また、男性ユーザーに訴求するため、スタンダードなデザインの防滴タイプも発売する予定。展示機はモックアップだったが、12月には発売したいと話していた。
「TDK Life on Record」からは「Xa Premiumシリーズ」のテイストを色濃く受け継ぐ新製品ラインが登場する。いずれもBluetoothを搭載したワイヤレススピーカー。“BoomBox”や“Sound Cube”のデザインを踏襲したモデルに加え、防塵・防滴の“全天候型”ポータブルスピーカーなど計6機種を11月に発売する予定だ。
フォステクスの「KOTORI 301」は、さまざまな色のパーツを組み合わせて好みの製品に仕上げる「KOTORI」シリーズの第3弾。ヘッドフォンとしては2つめで、今回は40ミリ径ドライバー搭載のDJヘッドフォンタイプになる。ケーブルは着脱式で、左右のハウジングいずれか一方でOK。DJ用にカールコード仕様にもできる。春頃に発売する予定で、価格は1万2000〜3000円を想定している。
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