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iPhone 5ユーザーも注目! ADLの多機能ポタアン「X1」野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review(1/2 ページ)

» 2013年06月12日 20時57分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 前回の「H118」に続き、フルテックのADLブランドからiOSデバイスとのデジタル接続に対応するポータブルヘッドフォンアンプ「X1」を紹介しよう。5月の「春のヘッドフォン祭2013」で正式に披露され、6月中旬の発売を予定している。

ADLブランドの「X1」。価格は4万1790円

 X1は、68(幅)×118(奥行き)×16.5(高さ)ミリ、重量約147グラムというコンパクトなボディーながら、192kHz/24bit対応のUSB DAC機能を搭載。PC接続用のUSB mini-B端子のほかにUSB Type A端子を備えており、アップルの30ピンドックケーブルやLightningケーブルを接続してデジタル伝送が可能だ。最新のiOSデバイス(iPhone 5やiPad mini、iPod touch 5thなど)とのデジタル接続を正式にサポートした。

 ほかにステレオミニのアナログ入力端子も用意され、一般的なポータブルヘッドフォンアンプとしても使えるというから、うれしいかぎり。ちなみに、出力のほうもヘッドフォン端子に加えて光デジタル出力があり、屋外では一般的な(またはデジタル接続の)ポータブルヘッドフォンアンプとして、室内ではUSB DACまたはUSB DDCとして使うなど、幅広い活用ができるようになっている。

中央のUSB A端子にiOSデバイスを接続する(左)。上面にはアナログ入力も装備(右)

 また未確認情報ながら、一部のAndroidスマートフォンもデジタル接続できるという話も伝わってきている。このあたりはメーカーから正式発表がないので断言はできないが、今後の情報に注目したい。

 音質面でもかなりのこだわりが見られるのも「X1」のアドバンテージだ。音質の要となるDACには、クオリティーの高さとコストパフォーマンスの両立で注目を集めているESS製「ES9023」をチョイス。また、USBコントローラーには、こちらも定評あるXMOS製(型番はXS1-L01A-TQ48)を採用している。

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