ヤマハは8月29日、高さ111ミリという薄型デザインのAVアンプ「RX-S600」を発表した。価格は6万8250円で、9月中旬に発売する。
ローボードタイプのテレビラックにも収納しやすいスリムな5.1ch対応モデル。フロントパネルはアルミ製で、ヤマハの既存AVアンプと共通テイストのデザインになっている。「テレビの薄型化と大型化に伴い、テレビラックの形状も変化した。より低く、また幅が広いラックが登場している」(同社)。EX-S600の場合、横幅は435ミリ、奥行きは320ミリと既存モデルと変わらないが、高さを2/3程度とした(同じ5.1chのRX-V475は高さ161ミリ)。またスピーカー端子は大型のスクリュー式を採用するなど、薄型化しても既存製品と変わらない使い勝手を目指している。
薄型ボディーには、1chあたり95ワット(定格出力)のディスクリートアンプを5chぶん搭載。ヤマハ独自の「シネマDSP<3Dモード>」により、16種類のシネマDSPプログラムを含む34のサラウンドプログラムを利用できる。DACにはバーブラウン(TI)の192kHz/24bit対応チップを採用している。
DLNA 1.5によるネットワークオーディオ再生は、192kHz/24bitまでのWAV/FLACをサポートしたほか、アップルの「AirPlay」にも対応。スマートフォン/タブレット用アプリ「AV CONTROLLER」で各種本体操作も行える。
ZONE 2機能も用意。5ch分のスピーカー端子のうち、サラウンド用の2端子は、フロントバイアンプ駆動もしくはZONE 2にも利用できる。例えばメインゾーンであるリビングルームは3.1chで、別室(ゾーン2)に2chのスピーカーを設置。同じコンテンツ(パーティーモード)、または異なるコンテンツを視聴できる。
背面のHDMI入力は5系統で、うち1系統はMHLをサポート。HDMI出力は1系統で、ARCや4Kパススルーに対応する。このほか、USB端子を使ってiPhone/iPodの接続も可能。Bluetoothは内蔵していないが、別売オプションのBluetoothレシーバー「YBA-11」を接続できる。
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