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コルグ、XLR出力を備えたDSD対応USB-DAC「DS-DAC100」など

» 2013年10月28日 21時54分 公開
[ITmedia]

 コルグは、DSD対応USB-DACの新製品として、据え置き型の「DS-DAC100」、およびポータブルタイプの「DS-DAC-100m」を11月下旬から順次発売する。あわせてハイレゾ対応プレーヤーソフト「AudioGate 3」を12月下旬から提供する。

手前左側が「DS-DAC100」、右が「DS-DAC-100m」。奥は「AudioGate 3」の画面

型番 概要 実売想定価格 発売時期
DS-DAC-100 1bit USB DAC 5万5000円前後 11月下旬
DS-DAC100m モバイル用1bit USB DAC 3万円前後 12月上旬
AudioGate 3 ハイレゾ対応プレーヤーソフト 上記2製品に同梱(どうこん)、無料版あり 12月上旬

 Cirrus Logicの「CS4398」を搭載し、DSDファイルのネイティブ再生に対応したUSB-DAC。DSDは2.8224MHz、5.6448MHzの両方に対応するほか、最大192kHz/24bitのPCM系音源の再生も可能。「AudioGate 3」と組み合わせ、WAVやMP3音源も5.6MHz DSDに変換に変換して再生できるという。

DS-DAC-100

 据え置き型のDS-DAC100は、曲線で構成される独特のデザインで、本体下部には金属製スパイクを装備している。また背面にはRCA出力のほか、新たにXLRバランス出力を備えた。本体サイズは206.5(幅)×60.0(高さ)×159.5(奥行き)ミリ、重量は862グラム。電源はUSBパワーで供給する。

DS-DAC100m

 一方のDS-DAC-100mは、92(幅)×19.5(高さ)×129(奥行き)ミリ、重量が175グラムのボディーにDS-DAC-100と同等の回路を凝縮したというポータブルモデル。バランス出力は持たず、出力は3.5ミリステレオミニのライン出力と同じく3.5ミリのヘッドフォン出力となっている。予想実売価格は3万円前後で、12月上旬に発売予定だ。

 フォーマット変換ソフトの定番ともいえる「AudioGate」は、バージョン3になって、ユーザーインタフェースを一新。プレーヤー画面のサイズ変更やMac OS X 10.7以降でのフルスクリーン表示が可能になるなど、ミュージックプレーヤーとしての使い勝手を追求したという。MP3からハイレゾ音源まで幅広いフォーマットをサポート。iTunesの楽曲をインポートすることも可能だ。

 無償版の「AudioGate 3ライト版」も用意する予定で、前回までのTwitter認証は不要となった。ただし、DSD再生時の出力は44.1kHzまたは48kHzのPCM変換のみに制限される。

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