BCNは6月12日、50型以上の液晶テレビに占める4Kモデルの販売台数構成比が、先月2014年5月に初めて2割を超えたと発表した。販売金額では4割に迫る勢いで、大型テレビの4K化が着実に進んでいるとしている。なお、データソースは、BCNが全国主要家電量販店などの実売データを集計する「BCNランキング」である。
BCNでは、夏のボーナス商戦は4Kテレビが市場をけん引する効果はまだ小さいとし、むしろ全国の販売店の店頭で映し出される4K試験放送の映像を通じて、4Kという言葉と高精細映像の美しさの認知度を広げていく段階にあると分析している。レコーダーやチューナー、チューナー搭載のテレビが発売される見込みの秋以降、年末商戦に向けて本格的な4K市場の立ち上がりが期待できるという。
レコーダーは、液晶テレビに比べ地デジ化バブルからの回復がやや鈍く、4月の販売台数は前年比で70.2%と大きく落ち込んだが、5月には93.7%と前年並みまであと一息の水準に戻しているようだ。
液晶テレビ全体では、4月に販売台数がいったん落ち込み、5月には前年比で90.0%まで回復。販売金額では105.0%と前年を上回ったという。液晶テレビは9割以上で外付けハードディスクに対応し、録画できるようになっているが、その影響もあって、外付けハードディスクも5月は前年比で102.4%と販売が好調だったという。
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