ITmedia NEWS >

スポーツしながら快適リスニング♪――ヤーバッズ「LEAP WIRELESS」×ソニー「SmartWatch 3」の最強コンビワイヤレスで行こう!(1/3 ページ)

» 2015年03月27日 18時28分 公開
[山本敦ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 イヤフォンの“ハンズフリー化”が最も効果をもたらす場面は、スポーツを楽しみながら音楽を聴く時だ。携帯音楽プレーヤーやスマートフォンにBluetooth機能が搭載されてからというもの、ワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンを組み合わせて、スポーツを楽しむのによりふさわしい身軽な服装で音楽が聴けるようになった。そして昨今はさらに、iPhoneやAndroidスマホを中心に音楽を聴く方も多いと思う。

 ところが一方で、ジョギングやスポーツを楽しむ際の音楽プレーヤーとしては、正直に言ってスマホやiPodですら重くてわずらわしく感じるという方も多いのではないだろうか。今回は「スマートフォン+Bluetoothイヤフォン」の組み合わせで、最強のスポーツ&ミュージックライフスタイルを探求してみたい。

yurbudsのBluetoothワイヤレスイヤフォン「LEAP WIRELESS」。価格はオープンプライスで、店頭では1万800円前後になる見込み。取扱はハーマンインターナショナル

 今回取り上げる製品はyurbuds(ヤーバッズ)から発売されたBluetoothワイヤレスイヤフォン「LEAP WIRELESS」、ならびにソニーの「SmartWatch 3」だ。まずはそれぞれの製品を順に紹介していこう。

スポーツイヤフォンのスペシャリスト「yurbuds」

 yurbudsは現役のトライアスロン選手であるセス・バーゲット氏と、数々のフルマラソン参加経験を持つリチャード・ダニエル氏、ガチンコのアスリート両名が2008年に設立したアメリカの“スポーツイヤフォン専門”ブランドだ。同社の社員もさまざまなスポーツ経験を持つメンバーで構成されており、自身の経験やアスリートたちから寄せられた声、および人間工学に基づいた研究成果を活かしながら、スポーツライフのステップアップをサポートする“キャラの立ったスポーツイヤフォン”を世に送り出している。

 同社の独自性を物語るテクノロジーの1つに「TWISTLOCK TECHNOLOGY」がある。イヤーチップのコーナーにフック状の段差を設けて、耳の穴に挿入してから、鍵をかけるようにひねって装着することでフィットを高める。いったん身につけると、ケーブルを引っ張っても簡単には外れない。今回紹介する「LEAP WIRELESS」をはじめ、yurbudsのイヤフォンが共有する特徴となっている。

装着はネックループスタイル。ケーブルの長さを0.4メートルと短くしている

 「FLEXSOFT」イヤーチップは素材に医療用の柔らかいシリコン素材を採用しているので、長時間装着したままでも耳の中が痛くならない。他にも本体の防汗仕様や、一部のモデルに搭載されている、イヤフォンのハウジングにマグネットを内蔵して、背中どうしをピタッと付けることでイヤフォンをネックレス状にして首下に掛けられる「QUICKCLIK」など、特徴的な機能が満載だ。

 今回取り上げる「LEAP WIRELESS」を含む、yurbudsの一部製品は老舗オーディオブランドのJBLがサウンドをプロデュースした「POWERED BY JBL」を特徴としてうたっている。同社が昨年末に発表したラインアップから採用がスタートしたもので、yurbudsブランドのスポーツに最適化した機能性に加えて、JBLが手がけた音質チューニングも併せ持たせたことをアピールする。

JBLがサウンドチューニングを施した「POWERED BY JBLシリーズ」は、カナルタイプのイヤーチップを採用している

 POWERED BY JBLのモデルが、通常のyurbudsのラインアップと最も異なっているのはイヤーチップの形状だ。FLEXSOFTのイヤーチップをベースに、トップがカナル型のイヤーチップ風になっていて、耳穴に入れるとさらに高い遮音性が得られ、結果として音楽のリスニング感が高まる。イヤーチップの形状変更に伴い、内部ユニットのチューニングも最適化されているようだ。

イヤーチップに設けられた独自の溝がインナーイヤータイプのイヤフォンに近い、開放感のあるサウンドを実現する

 yurbudsのイヤフォンは、元々アウトドアでランニングを楽しむアスリートのために、外音を取り込みやすいようイヤーチップと耳の接点部分に空間ができるような構造としている。カナル型ながらも、スポーツを楽しむための安全性も考慮したデザインだ。POWERED BY JBLシリーズでは遮音性を高めることのトレードオフとして、外音がやや取り込みづらくはなっているが、それでも通常のカナル型イヤフォンよりも外音が聞こえてくる。オープン構造のインナーイヤフォンに近い感覚だ。より安全を優先した使い方を考えるなら市街地でのジョギングなどには使わない方が賢明かもしれないが、例えばスポーツ専用設備等に設けられているランニング専用のトラック等では、よりいい音でスポーツに没頭できる環境がつくれる。マシーンを使ったトレーニングや、体操、ストレッチなどのワークアウトシーンにも使えそうだ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.