フジヤエービックが主催する「春のヘッドフォン祭 2015」。初日の午前中にはアユートがAstell&Kernのハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「AK380」の記者発表会を開催した。
Astell&Kernからは2014年の春、日本国内では28万円という当時のポータブルオーディオプレーヤーとしては型破りのプライスタグが付けられた超高級ポータブルオーディオプレーヤー「AK240」が発売され注目を浴びたが、「AK380」はさらにその上位に位置づけられるフラグシップだ。現在ドイツのミュンヘンで開催されているHIGH ENDオーディオショウにもアイリバーが本機を出展して話題になっているが、今回日本でも時期を合わせこんでワールドプレミアが実施された格好だ。
本機の正式名称は「AK380 256GB メテオリックチタン」。日本国内の発売時期や販売価格は未定だが、北米ではVAT(付加価値税)抜きの価格が3499ドル(約41万7000円)に決まったようだ。
製品の開発テーマは「THE EVOLUTION OF A MASTERPIECE(傑作のさらなる進化)」。現行最上位の「AK240」を基準として、さらに高品位なサウンド、多機能、製品としての完成度向上を目指したブランドの自信作だ。記者発表会の壇上に立ったアユートの藤川氏は、本機が開発されたミッション音背景には「忠実な原音再生の追求と、プロフェッショナルな環境で望まれる機能を盛り込むこと」があったと説いた。
本体のサイズはAK240を一回り大きくした程で、質量は218グラム。リジッドなボディと、手に取るとしっかりとした重みは伝わってくるものの、ポータブルオーディオプレーヤーとしての可搬性の良さはきちんと確保されている。参考までにAK240は質量は185グラム。本体にはAK240の3.31型よりも少し大きな、4型のタッチパネル液晶を搭載した。
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