ソニーが液晶テレビ“ブラビア”の開発で培ってきた超解像技術「X-Reality for mobile」や「トリルミナスティスプレイ for mobile」も投入。液晶のバックライトには青色のLEDチップに赤と緑の蛍光体を組み合わせて、色再現の幅を拡大する「Live Colour LED」を搭載。このあたりのフィーチャーは、当然のことながら動画だけでなく静止画を視聴するときにも効いてくる。
Xperia Z4 Tabletは「音のいいタブレット」であることも忘れてはならない。シリーズはXperia Z2 TabletからUSB経由のハイレゾオーディオ出力ができるようになったが、最新モデルのZ4 Tabletではハイレゾを含む音楽再生全体がさらに強化されている。
ハイレゾ再生はUSBからだけでなく、イヤフォンジャックも最大192kHz/24bitのアナログハイレゾ出力をサポートする。音楽ファイルの再生形式にはWAV/FLAC/ALACのほかに、AIFFも加わった。DSD 2.8MHzのPCM変換再生も可能なので、世の中に普及しているハイレゾ音源のファイル形式は一通りカバーしていることになる。またALAC(アップルロスレス)が再生できることから、iPhoneやiPadで聴くためにアップルロスレス形式で貯めてきたCDリッピングの音楽ソースが、Xperia Z4 Tabletでもそのまま活用できてしまう。iPhoneのほかにタブレットの導入を考えている方には、本機がiPad以外の有力な選択肢になる。
さらにBluetoothがベースの新コーデック「LDAC」をタブレット製品として初めてサポート。ワイヤレスでもハイレゾに迫る高音質再生を実現している。同じLDAC対応のワイヤレスオーディオ機器と組み合わせれば、今までのワイヤレスサウンドが数段クオリティアップする。後ほど本機の音質インプレッションも報告しよう。
さらにオーディオ機能の周辺ではフロントパネルに配置されたステレオスピーカーにより、イヤフォンレスでも迫力あるサウンドが楽しめる。専用のイヤホンと組み合わせて使えるデジタルノイズキャンセリング機能もZ2 Tabletから受け継ぐものだ。ほかにも、イヤフォンジャックにつないだ機器の特性を自動で検出して最適な音質に整える「ヘッドホン自動最適化」も新機能だ。
CPUはクアルコムの64bitオクタコアプロセッサーを搭載。メインメモリーも3Gバイトを搭載して、快適な操作レスポンスを実現している。プラットフォームは最新のAndroid 5.0になる。
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