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» 2015年07月03日 12時56分 公開

最新タブレット「Xperia Z4 Tablet」にチョイ足し! BDレコやスピーカーとつないで楽しむエンタメ・レシピ (4/5)

[山本敦,ITmedia]

ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質が楽しめるタブレット

 続いてXperia Z4 Tabletのサウンドにも注目したい。例えばタブレットをネットワークオーディオ機器のリモコンとして活用するケースも増えているようだが、今回はポータブルオーディオプレーヤーとしての実力にも目を向けたい。これまで10型クラスのタブレットはサイズが大きいので、持ち歩きながら、楽曲操作の度にバッグから取り出す手間を考えると、実際はケーブル接続よりもBluetoothによるワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンと組み合わせた方が使い勝手は良さそうだ。Xperia Z4 Tabletはソニーが独自に開発した新しいコーデック技術である「LDAC」(エルダック)に対応したことより、ハイレゾ音源をワイヤレスでも、最大96kHz/24bit相当の高音質で楽しめる。LDACに対応する送り出し側の機器は、ポータブルオーディオプレーヤーの“ウォークマン”「NW-ZX2」「NW-A17/A16」のほか、スマートフォンの「Xperia Z4」があるが、タブレットでは本機が初対応のモデルになる。

Bluetoothヘッドフォン「MDR-1ABT」

 LDACではBluetoothのA2DPプロファイルにおける標準コーデックであるSBCの“約3倍”にあたる情報量が伝送できる「音質優先モード/990kbps」に始まり、「標準モード/660kbps」と「接続優先モード/330kbps」の3段階から音質が選べる。音質優先モードにすると、例えば朝の通勤電車内や街の人混みの中で多少ノイズや音切れが発生することもあったが、実用レベルでは問題なく安定感のある音楽再生が楽しめた。音質を標準以下に設定すればワイヤレス接続の安定度はさらに上がってくる。

LDACの音質設定は3段階から選択する

 このLDACの機能だが、実際に楽しむためにはソニーのワイヤレスヘッドフォン「MDR-1ABT」か、またはワイヤレススピーカー「SRS-X」シリーズとの組み合わせが必要になる。今回は「MDR-1ABT」と、「SRS-X77」の実機を借りて、それぞれのサウンドをチェックしてみた。

ソニーのLDAC対応スピーカー&ヘッドフォンを組み合わせてみた

 まずはワイヤレススピーカーの「SRS-X77」から試聴した。SRS-X77は作年に発売された「SRS-X7」の後継機で、Bluetoothによるワイヤレス音楽再生のほか、Wi-Fiまたは有線でホームネットワークにつないで、スマホやタブレット、PCやNASに保存した音源のネットワーク再生も楽しめる。

LDACによる高品位なワイヤレスオーディオ再生を体験。ソニーの「SRS-X77」と組み合わせてみた

 本体には2基の46ミリフルレンジスピーカーと、約50Hzまでの低域を再生する62ミリサブウーファーを内蔵。キレと迫力のある重低音を再現するために、フロント側に2基のパッシブラジエーターも配置している。実用最大出力は総合40ワット。

スピーカーは2基の46ミリフルレンジスピーカーと、62ミリサブウーファーを内蔵。フロント側に2基のパッシブラジエーターも設けた。アンプの実用最大出力は総合40ワットでパワフルなサウンドを再現する

 小沼ようすけのアルバム「GNJ」から、冒頭の楽曲『Jungle』では、冒頭から切れ味の鋭いベースと乾いたパーカッションの乾いたリズムが心地良く鳴り響く。「音質優先」モードではギターの弦が躍動する様までも見えてくるようだ。「接続優先」モードに比べると低域の音の滲みが取れて、輪郭の整った精悍(せいかん)な表情が見えてくる。

 マイケル・ジャクソンのアルバム「Thriller」から、タイトル曲の『Thriller』では、低域の打ち込みが鋭く、シンセサイザーやコーラスのハーモニーが濃厚に広がる。バンドの演奏はセパレーションがよく、ボーカルがセンターに定位して、楽器の位置も明確に捉えることができる。ボーカルのハイトーンはさわやかに伸びて、情報量の豊富なハイレゾの魅力が存分に味わえる。

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