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» 2015年12月22日 16時15分 公開

早くて上手い!――カメラを獲得してレベルが上がった「ルンバ980」の掃除っぷり(2/3 ページ)

[芹澤隆徳,ITmedia]

専用アプリ「iRobot HOME」でルンバを操る

 「ルンバ980」は、ルンバシリーズで初めてWi-Fiを内蔵し、専用アプリ「iRobot HOME」(Android/iOS)を導入したスマートフォンなどで操作やスケジュール機能、各種掃除モードの設定が行える。また掃除の履歴やメンテナンス情報も確認できる。

 まずはルンバを自宅のWi-Fiに参加させるのだが、設定作業はアプリに表示される説明に従って進めるだけでいい。アプリを起動して「新しいルンバの追加」メニューに入り、自宅のWi-Fiネットワーク名(SSID)を選んでパスワードを入力しておく。

アプリ設定中。ルンバに名前を付けることもできる

 ルンバの2つのボタン(画像参照)を長押しすると内蔵のWi-Fiアクセスポイント機能が有効になるので、スマホの設定画面を呼び出して「Roomba_××」につなぎ直す。アプリに戻ると、Wi-Fi情報が送信されてルンバが宅内ネットワークに入ったことが確認できる。音声案内も流れるので迷うことはないだろう。

Wi-Fiオン

アプリでは、掃除のスタート/ストップのほか、スケジュール設定や「カーペットブースト」「エッジクリーン」など清掃モードの細かい設定が可能だ

動きが変わった!

 従来のルンバは、障害物にぶつかるなどの偶発的なイベントが発生すると、約40の選択肢から行動パターンを選択して動く仕組みだった。掃除した場所とまだ掃除していない場所を区別することはなく、何度も方向転換を行うことで次第に床面のカバー率を上げていく。1カ所を平均4回通過するという動きは、吸引力などの要素を含めて「室内をまんべんなく掃除する」のに必要な回数だったといえる。ただ、同じ場所を4回も通るのは念入りではあっても効率的ではない。

 対して新しい「ルンバ980」は、vSLAMというマッピングと自己位置の測定を同時に行えるシステムを採用し、室内の状態を記憶しながら動く。実際に何が違うかといえば、ルンバは既に掃除した場所には行かず、まだ掃除していない場所を狙って進む。だから非常に効率的に床面をカバーできるのだ。

「ルンバ980」が掃除する様子をタイムラプス撮影してみた

 「ルンバ980」の動きは基本的には“一筆書き”のような形で、基本的に同じ場所を2回は掃除しない(2回掃除する設定もある)。実際に12畳ほどのリビングルームで「ルンバ980」を動かしてみると、従来機との違いはすぐに分かった。まず気づくのは、ルート選択がシンプルで理にかなっているということだ。

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