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市販機ベースの業務用、東芝が「65Z20X HDRプロフェッショナルモデル」販売開始

» 2016年04月12日 16時08分 公開
[ITmedia]

 東芝は4月12日、液晶テレビの“REGZA”「Z20X」をベースに機能を追加したプロユースモデル「65Z20X HDRプロフェッショナルモデル」を発表した。映像編集、とくにHDRコンテンツ作成時の製作・評価に威力を発揮する業務用テレビ。5月上旬から受注生産を開始する。

「65Z20X HDRプロフェッショナルモデル」。外観は市販の「65Z20X」と変わらない

 HDRプロフェッショナルモデルでは、HDMI接続あるいはメディアプレーヤー機能(USB接続したHDDから映像を再生)へのHDRフォーマットコンテンツ入力に対し、映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)や色空間、ピーク輝度といった設定をマニュアル指定することが可能。また入力映像に付加されたHDR関連情報を画面に表示することができるため、「今後、ますます需要が拡大すると予想されるHDRフォーマットコンテンツの映像編集、確認を行う際に活用できる(同社)という。

HDMI入力時の信号情報(左)およびHDR情報(右)
EOTF(Electro-Optical Transfer Function)モード。自動判別のほか、SDR、ST 2084などにマニュアルで設定できる
色空間指定では、オートのほか「BT.709」「BT.2020」を明示的に指定できる
ピーク輝度のマニュアル設定。オートのほか、1000nit、4000nit、1万nitが選択できる

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