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» 2016年05月21日 06時00分 公開

実写レビュー:ニコン「D500」で体験する“史上最強の被写体捕捉力” (2/2)

[永山昌克,ITmedia]
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瞬間を逃さず捉える10コマ/秒の高速連写

 連写は、同社DXフォーマット機では最高速となる約10コマ/秒に対応。D5の約12コマ/秒には及ばないものの、D7200の約7コマ/秒(1.3×クロップ時)や「D300S」の約8コマ/秒から大きく進化した。

 しかも連続撮影可能枚数が非常に多く、画質モードがRAW(14ビットロスレス圧縮)の場合でさえ、200コマまで続けて連写することが可能だ。本格的なスポーツ撮影にも適した高速性能といっていい。

Nikon D500 レリーズモードダイヤルでは、1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、静音撮影、静音連続撮影、セルフタイマー撮影、ミラーアップ撮影の7種類が選べる

 次のカットは、望遠ズームの200ミリ側を使って連写したもの。AFは、AF-Cモード+ダイナミックAFを使用。鳥の動きにカメラを追従させながらシャッターボタンを押し続けることで、あっけなく感じるくらい簡単にクローズアップで捉えることができた。絞り開放値ながらピントは正確。クチバシや羽根など肉眼では見えなかった細部までくっきりと再現できている。

Nikon D500Nikon D500Nikon D500
Nikon D500Nikon D500Nikon D500
Nikon D500Nikon D500Nikon D500 マニュアル(F4、1/1000秒)、ISO200、焦点距離:200mm、ホワイトバランス:晴天、レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

 次は、同じく望遠ズームの200ミリ側を使って走り回る子ども連写した。AFは、AF-Cモード+3D-トラッキングを使用。逆光ながら、こちらもシャープなピントで撮影できた。

Nikon D500Nikon D500Nikon D500
Nikon D500Nikon D500Nikon D500
Nikon D500Nikon D500Nikon D500 マニュアル(F9、1/4000秒)、ISO100、焦点距離:200mm、ホワイトバランス:日陰、レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

XQDカードとSDカードのダブルスロットを採用

 記録メディアには、XQDカードとSDカード(UHS-II対応)のダブルスロットを採用。普及率や互換性、コストパフォーマンスの面ではSDカードが便利だが、スピードの面ではXQDカードが有利。その両者を使い分けられるというわけだ。

 今回の撮影では、最大読み込み速度440MB/秒に対応したレキサー製のXQDカード「Lexar Professional 2933x XQD 2.0カード」を使用した。画質モードRAWでは公称値どおり200コマまで、RAW+JPEGでは37コマまで、それぞれ途切れずに連写できた。それ以降は連写スピードが低下するが、それでも順次書き込みが行われ、長く待たされることはない。

Nikon D500 グリップ部のカバーを開けると、XQDカードとSDカードのダブルスロットが現れる。D500の高速性能を堪能するには、高速カードを用意したい
Nikon D500 2枚のカード使用時は、順次記録、バックアップ記録、RAW+JPEG記録が選べる
Nikon D500 画質モードの設定画面。JPEG画質の「サイズ優先」と「画質優先」(★)は、既存モデルでは設定画面が別だったが、D500では一画面から選択可能になった

 短期間とはいえ今回の実写では、D500の高速性能を十分に楽しむことができた。AFと連写がスピーディなことは繰り返し述べたが、それだけでなく、レリーズタイムラグやレリーズ後のミラーなどの復帰動作が短いため、操作全般が非常に気持ちよく感じられる。ミラーショックやシャッターショッが小さく抑えられている点もありがたい。

 高感度性能やチルト液晶などについては、稿を改めてチェックする。

Nikon D500 電源にはリチウムイオン充電池EN-EL15を使用する。CIPA準拠による撮影可能コマ数は約1240コマ
Nikon D500 剛性と機動性を兼ね備えたモノコック構造のボディ。防塵防滴対応の安心感もある
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