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「ポケモンGO Plus」は“買い” そのメリットを真面目に考えた(3/3 ページ)

» 2016年09月20日 06時15分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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歩いた距離はちゃんと反映されるが……?

 最後に冒頭で触れた「歩いた距離」について。確かにポケモンGO Plusを接続していると、画面を消していても相棒の「ピカチュウ」は次々とアメを見つけてくるし、タマゴもふ化するので、歩いた距離が反映されているのは確実だ。

 とはいえ、ポケモンGO Plusが歩数計になっているわけではなく、要するにバックグラウンドでアプリが忙しく動いているようだ。その証拠に、画面を消したiPhone 6をポケットに入れて歩いているとかなり熱くなる。画面を消しているぶんは節電になるだろうが、正直“スリープ状態”という書き方は正しくないと思う。

 一方、歩いた距離が反映される以上のメリットもあった。それは、iPhoneをマルチタスクで使えること。ポケモンGO Plusを接続した状態にすると、常にiPhoneの画面上部に「Pokemon GOが位置情報を利用中」と表示されるようになる。この状態ならWebブラウザを見ていても、ほかのゲームで遊んでいても、ポケスポットやポケモンがあればポケモンGO Plusが反応してくれる。同時に2つのアプリがアクティブになっているということだ。

上に「Pokemon GOが位置情報を利用中」と表示されている。つまりポケモンGOをプレイしながらITmediaでニュースをチェックすることができる

 例えばバスや電車で通勤・通学している人の中には、ポケモンを逃したくないために常時アプリ画面とにらめっこしているケースもあるだろう。そのために朝のニュースやメールのチェックがおそろかになって、仕事で困ったことはないだろうか。ポケモンGO Plusがあれば、ポケモンGOをしながら、限られた時間を有効に使えるだろう。


 ポケモンGO Plusは、不確実な要素も多く、完璧にゲームを進めたいガチな人たちには評価されにくいかもしれない。しかし、仕事や勉強で忙しいがポケモンGOを続けたい人、ポッポやコラッタに飽きてきたトレーナーなどは絶対“買い”。ウェアラブルデバイスを活用してポケモンGOを安全に、そして遊びやすくしたメーカーに拍手を送りたいくらいだ。それだけに、品薄状態だけは早めに解消してもらいたいと思う。

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