バッドを取り付けたら、ハンドルの下にある水タンクに注水する。容量は約100mlと意外と多く入る印象だ。後は掃除してほしい部屋に置いて「CLEAN」ボタンを押すだけ。後は見ている必要もないのだが、観察していると面白い。
ウェットモップモードの場合、ブラーバはクリーニングヘッドを振動させ、斜めに進んでは戻るという手順で同じ場所を3回ずつふく。ときどき水をスプレーするのだが、そのタイミングは必ず“自分が後退”してから。つまり、その場所には床しかないことを確認しないと水を噴射しない。
また噴射された水がかかるのは、ブラーバがさっきまでいた四角いエリアのみで、外には一切はみ出さない。例えば床に置き忘れたバッグやスチール製のラックなど、水がかかると困るケースも多いはず。iRobotは、これを実現するためにBMWのワイパーのノズルを設計した会社と協力し、ぴったり四角いエリアにだけ水を噴射できるノズルを開発したという。
水をスプレーするのは、ホコリなどを浮かせてふき取るため。使い捨てのクリーニングパッドはオムツのように水をたくさん吸収する素材でできており、さらに白い部分には中性洗剤が含まれているそうだ。外側の青い網の部分はファイバー素材になっているため、汚れを削り落とす効果もある(いずれも使い捨てパッドの場合)。
ブラーバは、床面全体をカバーした後、壁際や椅子の脚まわりなどをていねいに周り、室内をくまなくきれいにした。掃除が終了したと判断すると元の場所に戻って停止。床は、“ぞうきんがけ”をしたのと同様にツルツルとした“足触り”でとても気持ちいい。
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