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» 2016年12月21日 11時00分 公開

オーソドックスだからこそ“役に立つ”ミラーレス、パナソニック「DMC-G8」(2/3 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]
シャッターボタン回りと手前側に2つの電子ダイヤルを装備。背中側ダイヤル上のボタンはダイヤルの機能を切り替えるのに使う。露出補正をダイヤルに割り当てると、Fn1キーを他の機能に使うことができる

 電子ダイヤルはシャッタースピードと絞り値。独立した露出補正ダイヤルがほしかったところだが、片方を露出補正に割り当てることができる。

 後ろ電子ダイヤルの中心にある小さなボタンは、電子ダイヤルの機能を切り替えるスイッチ。これを押すと電子ダイヤルが「ホワイトバランスとISO感度」に切り替わる。ボタンの位置がちょっと押しづらい(人差し指で押すにしろ親指で押すにしろちょっと指を大きく動かさねばならない)が、分かってしまえばさっと切り替えられてうれしいところだ。

 背面にはフォーカスモード切替レバーがある。

 他社がAF速度向上のため競って「像面位相差AF」を採用する中、パナソニックはコントラスト検出AFにこだわり続ける。コントラスト検出AFは動体にフォーカスを合わせ続けるのが苦手だが、同社の「空間認識AF」はなかなか優秀で、AF-Cモードもけっこう実用できるレベルだ。

 で、親指を伸ばすとすぐ切り替えられるこの位置にフォーカスレバーがあるのはいい。背面には「Fn」と書かれたボタンがたくさんある。

背面から。Q.MENUやLVF(EVFと背面モニターの手動切替ボタン)、下の十字キーもカスタマイズ可能だ。フォーカスモードレバーが切り替えやすい位置にあるのがいい

 Fnキーは自由にカスタマイズできるので(独立したボタンとしてFn1からFn5。さらにタッチパネルで使うモニター上に現れるボタンがFn6〜10。凝りすぎると覚えるのが大変だけれども、使いこなしたいところだ。

5軸手ブレ補正の内蔵は極めてうれしい

 では撮ってみよう。

ファインダーをのぞいて構えるとしっくりくる。コンパクトだが窮屈さは感じない

 撮像素子は4/3型で1600万画素。上位モデルではもっと高画素のタイプも出ているが、中堅クラスは1600万画素(GX7 markIIも同じだ)でいくようだ。ローパスフィルターレスでディテールもけっこう描写してくれる。

 手ブレ補正はボディ内とレンズ内の「デュアル」。古い手ブレ補正レンズには未対応のものもあるが、最近のものならレンズ内とボディ内が連動する「Dual I.S.」を使える。が、ボディ内手ブレ補正の性能が上がっており、ボディ内だけでもけっこうイケるのである。

 これは室内で撮ったうちの猫だが、装着したレンズは手ブレ補正なんてもたないオリンパスの60mmF2.8。ISO感度をあまり上げたくないのでISO1600に固定して、猫がこっちを向いた瞬間に撮影している。シャッタースピードは1/15秒。120mm相当の中望遠レンズを1/15秒で撮れるというのは悪くない。

明るめに仕上げたかったのでプラスの露出補正をかけて撮影。照明は天井のLED電球のみ。わざわざそんな狭くて不安定なカゴに入るかね、と思うが、猫だから入るのだ(120mm相当 1/15秒 F2.8 ISO1600 +0.66)

 パナソニックのレンズにも手ブレ補正を持たないものはある。その1つ、ライカの25mmF1.4で撮った夜の写真がこちら。

手ブレ補正内蔵のおかげで三脚なしでもこういうカットを撮れる(その代わり、かなり慎重にシャッターを切ったけど)(50mm相当 1/3秒 F1.4 ISO200 +1.33)

 ISO感度は200をベースにISO25600まで上げられる。

iAモードで料理と認識された、ナンピザ。ISO3200まで上がった絵がこのくらいだ(24mm相当 1/40秒 F3.5 ISO3200)

 シャッタースピードはメカシャッターだと1/4,000秒、電子先幕シャッターだと1/2,000秒、電子シャッターだと1/16,000秒が上限。電子シャッター時は無音な上にシャッター幕の動きもないのでより手ブレしづらい。上の猫写真も電子シャッターで撮影した。

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