ミラーレス一眼の代名詞といえばオリンパスのPEN。
PENシリーズの普及に一役買ったのが、エントリー向けのPLシリーズなわけで、手頃な価格でカジュアルに使えて首から提げて歩くと似合うデザインで大ヒットとなった。その8代目が「E-PL8」だ。
性能的には「E-PL7」のマイナーチェンジだが、デザインが一新された。控えめにいってもデザインは良くなった。クラシック調のカメラっぽいテイストでシンプルで落ち着いた感じである。
PL8のポイントはこのデザインと、液晶下開きの自撮り対応モニターで自由に撮りまくれなカジュアル感だ。
PL8はマイクロフォーサーズのエントリー機。伝統のPENシリーズを受け継ぎ、EVFはなくチルト式の背面モニターを使って撮る。
モニターは上に90度、下に180度。自撮り時は下に開くのが特徴だ。
三脚使う時に不便じゃないかと思われがちだが、モニターを自分に向けて三脚を使うことなんて考えてみたらないわけで、困ることはなさそう。三脚立てて記念写真ってときはカメラも離れてるからモニターはよく見えないし。そういうときはWi-Fiでスマホとつないでリモートで撮る方がいい。
では、なぜ下に開くのか。
自撮りしやすいから、だ。
モニターを下に180度開くと自動的に自撮りモードになる。
するとタッチパネルを活かし、動画クリップ、美肌、セルフタイマーのオンオフをその場でさっと設定できるし、シャッターボタンと録画ボタンが画面に現れる。自撮り動画も撮れるのだ。
タッチパネルで操作するなら、モニターが下にあった方が見やすいし使いやすいのだ。
こんな風に左手でカメラを保持し、右手でボタンを押す。
そして撮る。美肌をオンにして撮影してみた。
確かに下向き180度回転は自撮りにいい。画面も見やすいしタッチもしやすい。自撮りってちょっと上から撮るのが原則なので、そういう意味でも下側にモニターがあった方がみやすいのだ。見慣れないと不思議な感じだけど、理にかなってるわけである。
当然、下向き90度くらいでとどめておけば腕を上に上げてハイアングル撮影時も使えるし、上向きにすればウエストレベルでの撮影もしやすい。
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