PL8の基本性能は極めてベーシックなマイクロフォーサーズ仕様のミラーレス機だ。画素数は1600万画素で、3軸手ブレ補正搭載。ハイエンド機の世界では5軸手ブレ補正が普及してきたが、まあ実用上は3軸でも何の問題もないし、5軸手ブレ補正だろうが108軸手ブレ補正(どこにそんなに軸があるんだ)だろうが適当に撮ればブレる。
キットレンズは14-42mmでF3.5-5.6。電動ズームのパンケーキレンズ。収納時はレンズキャップをつけても厚さ2.5cmくらいなので、ちょっと大きめのコンデジくらいである。電源を入れると自動的にレンズがせり出てくる。いちいちレンズを出さなくて良いのはありがたい。
イマドキの標準ズームとしては広角側が弱いのは薄さと携帯性を重視した設計だからだ。
写りはこんな感じ。いつものガスタンクを広角端(28mm相当)と望遠端(84mm相当)で。iAUTOモードで撮影している。
iAUTO時はシーンを認識して写りをコントロールするのだが、オリンパスのiAUTOはけっこう強めに調整がかかる。
ISO感度は200から2万5600だが、ISO LOW(ISO100相当)も選べる。ISO LOWにするとISO200よりノイズは減るが、ダイナミックレンジが少し狭くなってハイライト部が飛びやすくなる。
シャッタースピードは最高で1/4000秒。ハイエンド機と違い、電子シャッターモードは用意されてない。
AFはコントラスト検出AFだがけっこう高速で通常の利用でストレスを感じることはないだろう。タッチAFをオンにしておけば狙ったところに合ってくれる。
顔検出は瞳検出機能で、手前側の目にフォーカスを合わせてくれるのがありがたい。
キットレンズはややシャープさには欠けるが、首からぶら下げて持ち歩くには最適なサイズだ。レンズが薄いのでジャマにならないのでいつでもスナップを撮れる。
レンズに関していえば、マイクロフォーサーズは手頃な価格でコンパクトな単焦点レンズがそろっているので、別途好みに合ったレンズを追加するのがお勧め。
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