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富士フイルム「X-T20」は「X-T2」と比べるとどれだけ小型?写真でチェック

» 2017年01月21日 12時10分 公開
[井上輝一ITmedia]

 富士フイルムが1月21日、22日で開催する「FUJIKINA 2017 京都」。京都に点在する3つのギャラリー「しまだいギャラリー」「ASPHODEL」「ギャラリー祥」でそれぞれ「GFX 50S」「X-T20」「X100F」の実機とそれらで撮られた作品を展示する。

 ギャラリー「ASPHODEL」では、X-T20の他に上位機種の限定色「X-T2 Graphite Edition」も展示している。X-T2とも比較しつつ、X-T20をさまざまな角度から紹介する。

1月19日に発表された「X-T20」のSilver
「X-T20」のBlackも展示 ともに「XF50mm F2 R WR」をマウントしている

 展示ゾーンにはX-T20のSilverとBlackの2色が置かれている。同時に発表された「XF50?F2 R WR」がマウントされており、その場で近くのものを撮るなど試すことができる。

X-T20には新レンズ「XF50mm F2 R WR」がマウントされている

 背面ディスプレイはチルト式で、上方向には90度、下方向には45度傾けられる。

 X-T2 Graphite Editionと比べてみると、軍艦部までの高さはほぼ変わらないものの、ペンタ部がX-T2のほうが大きい(X-T20の高さは82.8mm、X-T2は91.8mmなので差は9mm)。軍艦部のダイヤルもX-T2のほうが幅が広く、指で握りやすくなっている。

X-T2(左)とX-T20(右)はX-T20のほうが9mm背が低い

 上から見てみると、奥行きについてもX-T2のほうが広く、X-T20がコンパクトになっていることが分かる(X-T2の最薄部が35.4mmに対してX-T20の最薄部は31.9mm)。また、軍艦部を見ると向かって右側がX-T2はISOダイヤルであるのに対し、X-T20はモードダイヤルになっている。

上から比べるとX-T20(右)のほうが薄い。向かって右側のダイヤルがX-T2はISOダイヤルだがX-T20はモードダイヤル

 幅を比べてみると、X-T20のほうがかなり狭い(X-T20が118.4mm、X-T2が132.5mm)。カバンの中でのカメラが取る体積がだいぶ変わることだろう。

幅もX-T20のほうがコンパクト

 背面ディスプレイに関して見るとX-T2は3方向チルトだがX-T20は2方向チルトにとどまっている。

背面ディスプレイのチルトはX-T2が3方向、X-T20が2方向と差別化している

 最後に手に持ってみるとどうか。男性の手(特別大きくない)での比較になるが、X-T2は片手でしっかりグリップできる感触であり、対してX-T20は指と手のひらの間に空間ができる。コンパクトな分仕方がないが、別売のハンドグリップがあるのでグリップ力を上げたいならそちらを装着したいところだ。一方、手のひらが小さい女性ならこれくらいがちょうどいいのかもしれない。

X-T2は男性の手でしっかりグリップできる
X-T20はコンパクトであるが故に、男性が片手で持つと少々グリップしづらいと感じる面も

 確かに、X-T20はX-T2と比べると幅、高さ、奥行きともに小型に収まっていることが分かった。もちろん、軍艦部やグリップ性、4K動画のF-Log撮影などハイアマチュア/プロユースでは上位機種であるX-T2が勝る部分もあるものの、それらが必要でなくコンパクトなほうが良いというのであればX-T20も十分に魅力的な機種であると感じた。特にコンパクトであるという点はミラーレス一眼カメラでは最も重要な点だ。気になる人はギャラリー「ASPHODEL」で触って確かめてみてほしい。

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