パナソニックは4月7日、ワイヤレステレビ“プライベート・ビエラ”の新シリーズを発表した。全録機能の「チャンネル録画」を搭載した最上位モデル「TDX7シリーズ」をはじめ、5シリーズをラインアップ。それぞれを既存モデルのユーザーから寄せられた意見を元にブラッシュアップしたという。
15V型の防水モニターに光学ドライブ内蔵のチューナーを組み合わせたモデルが「TD7」シリーズだ。チャンネル録画には対応していないが、500GBの内蔵HDDに放送番組を録画可能で、Blu-ray Disc/DVDの再生にも対応している。上位モデルのUN-15TDX7と同じフリーアングルスタンドの採用でモニター部を見やすい角度に調整できるほか、スタンドを広げて引っ掛け設置にも対応。操作はタッチパネルで行う。
また最上位モデルにもない機能として、「radiko.jp」への対応が挙げられる。「既存モデルのユーザーアンケートでは、FMラジオに対する要望が高かった。radiko.jpならお風呂やキッチン、FM波の受信状況が良好ではない場所でもインターネット経由でラジオが楽しめる」(同社)。なお、タイムフリー聴取やエリアフリー聴取には対応していない。
T7シリーズは、15V型もしくは10V型のディスプレイと光学ドライブを省いたチューナーがセットになったモデル。チューナーの内蔵HDDは500GBで、「録画はしたいがBD/DVDまでは必要ない」といったユーザー向けの製品となる。radiko.jpも利用できる。
ディスプレイには上位モデル同様、タッチパネルを搭載。ただし、スタンドは4段階チルト機構となっている。
E7シリーズは、10V型の防水モニターとHDD非搭載のシンプルなチューナーを組み合わせたエントリーモデル(USB外付けHDD対応)。モニターもタッチパネルは搭載せず、操作は付属の防水リモコンで行う。
モニターはスタンドを持たないが、背面から通称“引っ掛け部”を引き出し、S字フックなどを使って“引っ掛け設置”が可能になった。「Eシリーズでも引っ掛け設置したいという利用者の声に応えた」(同社)
F7シリーズは、ほかのシリーズとは異なるコンセプトのプライベートビエラ。モニター部が防水仕様ではないため浴室など水まわりには適さないが、新たに背面にHDMI入力を搭載したことで、汎用的な小型ディスプレイとして利用できるようになった。「ゲーム機やレコーダーと手軽に接続できる」(同社)。これもユーザーアンケートなどを通じ、要望をくみ取った結果だという。
モニターが24V型の「UN-24F7」と19V型の「UN-19F7」をラインアップ。いずれも画面の解像度はWXGAでタッチパネルは搭載していない。操作は付属のリモコンで行う。
チューナー部はE7シリーズと同じコンパクトタイプで、HDDは非搭載。USB外付けHDDに対応している。
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