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ついにお風呂テレビも全録対応に――プライベートビエラ「UN-15TDX7」

» 2017年04月07日 14時22分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 パナソニックは4月7日、ワイヤレステレビ「プライベートビエラ」のフラグシップモデル「UN-15TDX7」を発表した。6月16日に発売予定で、価格はオープンプライス。店頭では13万円前後(税別)になる見込みだ。

「UN-15TDX7」のブラック。ホワイトもある

 プライベートビエラは、据え置き型の専用チューナーとモニターをWi-Fiでつなぎ、安定した放送受信環境と可搬性を両立させたワイヤレステレビ。近年はチューナー部に録画機能を設けているが、UN-15TDX7は、“全録”対応のBlu-ray Discレコーダーをそのままチューナー部に採用したようなスタイルになった。

 専用チューナーには、地上/BS/CS110度対応のデジタルチューナーを6基、地上デジタル専用チューナー1基を搭載。2TBの内蔵HDDに最大6つのチャンネルを最長16日分、自動で録画する「チャンネル録画」に対応した。HDDが満杯になると古い番組から自動的に消去し、新しい番組を録画していく仕組みで、「話題のドラマやバラエティ番組を見逃したときにも過去にさかのぼって番組を再生できる」(同社)。

ラ・テ欄タイプの録画番組リスト

 再生はラ・テ欄(ラジオ・テレビ欄)スタイルの番組リストから見たい番組を選択するだけ。またBlu-ray Disc/DVD再生やネット動画も楽しめる。

 さらに、録画した番組を外出先でスマートフォンなどを使って再生できるリモートアクセス機能「外からどこでもスマホで視聴」もサポート。チャンネル録画の番組や個別に録画した番組(通常録画)、USB外付けHDDに録画した番組、チューナーが受信しているリアルタイムの番組をスマホやタブレットでストリーミング再生することができる。

 ただし、DIGA(ディーガ)シリーズと比較すると制約もある。例えばBD-XLやDVD-RAM、CDなどの再生には対応しない。ディスクへの直接録画や録画番組のダビングも不可。さらに専用チューナーのHDMI出力とストリーム送出は排他仕様になっている。つまり一般的なテレビにつないで録画番組を視聴することもできるが、その間はワイヤレスモニターを接続できない。パナソニックでは「プライベートビエラは個人向けの製品で、2カ所から同時にチューナーを使用することは想定していない」と説明している。

画面の角度を柔軟に変えられる防水モニター

 15V型のモニター部はIPX6/7準拠の防水仕様で、操作にはタッチパネルを使用。画面は1354×760ピクセルの解像度を持ち、内蔵バッテリーで最長約3時間30分のテレビ視聴が可能だ。DLNA/DTCP-IP機能の「お部屋ジャンプリンク」にも対応しているため、専用チューナーのみならず、宅内にあるディーガに接続して録画番組を見ることもできる。

無段階の「フリーアングルスタンド」で画面の角度を柔軟に調節できる

 新たに無段階の「フリーアングルスタンド」を採用したことで、モニターの傾きを自在に調整できるようになった。例えば、湯船に首まで浸かっているときは画面は下向きに、逆に半身浴などで頭が高い位置になるときは画面を垂直や上向きに調節し、いつでも正面から画面を見ることができる。

 さらに2つに分かれたスタンド部は上下に約180度開くため、一方にS字フックをかければ、浴室内のポールなどに“引っ掛け設置”が可能。その状態で“取っ手”にして持ち歩くことができるという。

このように引っ掛け設置も可能

 モニター部のサイズは382(幅)×35.7(奥行き)×253(高さ)mm(スタンドと突起部を除く)。重量は約1.7kg。

 専用チューナーの外形寸法は、430(幅)×199(奥行き)×59(高さ)mm。重量は約2.7kg。2枚のB-CASカード、リモコン(非防水)などが付属する。

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