4月15日(土)からオープンする、ソニーがプロデュースするインテリアショップ「Life Space Collection表参道」にいち早く足を運んでみた。
ショップの目玉は1月に米国で開催された家電見本市「CES 2017」に参考展示されたコンセプトモデル「新4Kプロジェクター -It's all here-」だ。これはテレビラックのような台の中に備えられた4K短焦点プロジェクターで映像を投写するもので、壁に2cmまで寄せた状態で約80インチの大画面を表示できる。
このコンセプトモデルはただ「4Kを投写できる」ということではない。画面に本やCDを画面いっぱいに並べて、拡大してみて気になったコンテンツを試せるのだ。これは現実の本屋やCDショップでふらふらと散策するような体験を目指して作ったものだという。
現在はスマートフォンから画面を操作する仕組みになっているが、正式な製品になった時にこの操作方法になるかどうかは議論中とのことだ。コンセプトモデルなので当然発売時期、価格は全くの未定ではあるが、Life Space UXの商品開発を指揮するソニーの斉藤博氏は「実際に発売したいと思っています。ご紹介した『リアルな本屋やCDショップ散策体験の追求』は私たちの“挑戦”なのです。」と製品に込めた思いを語った。
2016年2月に発売されたポータブル短焦点プロジェクター「LSPX-P1」の、インテリアとしてのいろいろな活用方法を提案していくのもこのショップの役割だ。
ショップ内の随所にLSPX-P1が配置されており、ベッドルームの天井への星座の投写、スケッチブックへの映像投写、リビングや小さな部屋での映画鑑賞、リクライニングチェアの隣に暖炉の投写など、従来的な映像鑑賞の枠にとらわれない使用方法を提示している。
LSPX-P1の他、グラスサウンドスピーカーやLED電球スピーカーも合わせて展示している。これらの展示は家具と組み合わせて置かれており、生活への「提案」を丸ごとその場で購入することもできるようになっている。
全体的にややお高めの印象も受けたが、自宅の雰囲気を変える「提案」をここで買って帰ってみるのも一興だろう。
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