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話題のトースターを使ってみた――バルミューダ「The TOASTER」編(1/5 ページ)

» 2017年05月07日 06時00分 公開
[すずまりITmedia]
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 最近トーストが美味しく焼けるというトースターが話題。そこで今回は、話題のオーブントースターを3台を使って食べ比べてみることにしました。取り上げるのは、アラジンの「グラファイトグリル&トースター」(AET-G13N)、バルミューダの「The TOASTER」、タイガー魔法瓶の“コンベクション オーブン&トースター やきたて”「KAS-G130」(以下、やきたて KAS-G130)の3台で、全3回に分けてお届け。2回目の今回は、バルミューダの「スチームトースター バルミューダ The TOASTER」(以下、The TOASTER)をご紹介します。

一番安い食パンもぜいたくな逸品に変わるトースター

バルミューダ The TOASTER
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製品概要

型式:K01Eシリーズ

販売元:バルミューダ株式会社

発売日:2015年5月28日


 今、トーストが美味しいトースターというと、真っ先に思い出されるかもしれないのが、このThe TOASTERではないでしょうか。トースターなのにそのお値段は一般的なトースターよりも1桁多い2万円を超える価格帯。オーブントースターににそんなにお金かけるひといるの? と思いきや、ふたを開けてみたら大人気となりました。

 そんなに大きな違いがあるの?  と思うでしょうが、実は大いにありました。

 The TOASTERには、パン焼く・温めるための専用モードとして「トーストモード」「チーズトーストモード」「フランスパンモード」「クロワッサンモード」の4つのモードが用意されており、付属の小さなカップで最大5ccの水を加えて蒸気とともに加熱します。温めてから最後の1分で焦げ目をつけるなど、モードごとに秒単位の制御がなされるため、中の水分を保ったまま外側だけをサクッと焼き上げられるのです。

パンの専用モードが4つ、クラシックモードとして、温度が3つ選択できます

 前述の4モードに加えて、水を使わないクラシックモードとして、170℃、200℃、230℃の3つの温度帯も選べます。加熱時間と組み合わせれば、230℃で15分といった使い方もできますから、いわゆる普通のトースターもしくはオーブンとして使えます。初期モデルはワット数で表示されていましたが、リニューアルされて温度表示になり、とても分かりやすくなりました。なおプリセットモードでは水を使いますが、クラシックモードでは水は使いません。

 加熱時間は、1分、1.5分、2分、2.5分、3分、3.5分、4分、4.5分、5分、6分、7分、8分、9分、10分、15分。5分までは0.5分刻みで指定できます。トーストでは30秒の加熱時間が焼き色に大きく影響しますから、ありがたい仕様です。

加熱時間はダイヤルをクルクルまわして設定。軽く気持ちよく回ります。加熱時のチッチッチッという音も心地よいものです

 付属品はとてもシンプルで、中に取り付ける焼きアミとパン用のカップが1つ付属するのみで、プレート類は一切付属していません(給水パイプ、ボイラーカバー、パン屑トレイなど、本体に取り付け済みのパーツはあります)。

 ちなみにトーストに注目が集まりますが、そのデザインも注目すべきポイント。色展開はマットな白と黒のみで、強い主張はありません。しかし、同社の他の製品と並べても違和感がない統一した世界観が保たれており、とても他のインテリアに馴染みやすいものとなっています。

吸水口のカバー
扉を開けると、自動的に吸水口のカバーも開くようになっています
パンを焼くときに限り、付属のカップで水を注ぎます
ヒーターは上下に1本ずつ
中の様子。側面に沿って給水パイプが見えます。手前の1列に並んだ穴はボイラーカバーのもの。そこから蒸気が立ち上ります
パンくずトレイ
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