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デジカメではない、デジタルな“チェキ”である! 富士フイルム「instax SQUARE SQ10」で遊んでみた(2/3 ページ)

» 2017年05月31日 18時57分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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デジカメではなくチェキ感覚で楽しむべし

 何はともあれインスタントカメラであるから、フィルムパックを入れなきゃ始まらない。

 正方形フォーマットで62×62mmのサイズ。一般的なチェキ用のインスタントフィルム(instax mini)のプリント画面サイズが62×46mmなので、それより短辺が長くなった。だからチェキのプリントより一回り大きく感じる。

 画面が大きいとはいえフィルムがチェキ用(instax mini)用の約2倍(約1300円)というのはいささかつらいが、まあしょうがないか。

 背面を開けてフィルムパックをセット。

背面を開いてフィルムパックをセットする

 メディアはmicroSDカード。ボディが大きい割にmicroSDカードだがユーザーターゲット的には正しいと思う。内蔵メモリーも持っていて、そちらには約50枚はいる。だから一時的に画像を保存だけでよしと考えれば、microSDカードも不要だ。

 そして電源を入れて構えるべし。

 バッテリーはリチウムイオン充電池でUSB充電。

このように両手でホールドしやすいデザインだ

 正面をもうちょっとちゃんと見てみる。

レンズ回りのリングが電源スイッチ。少し回すとオン

 レンズの両肩に丸いボタンがあるがこれがシャッター。2つあり、どちらもシャッターボタンにできるし、片方を撮影モード切り替えに変更することもできる。

 撮影モードといっても、撮影、バルブ、2重露光の3つしかないので、まあ両方ともシャッターにしちゃうのがよかろう。

 そして撮る。

両手でホールドして撮影すべし

 このとき、画面の左に「A」と書いてある点に注目。「Auto」である。設定を変えるとMになる。

Manualモードの撮影画面。

 このAとMは何か……というとプリントのオートとマニュアルだ。

側面にAUTOとMANUALの切替スイッチがある。これは大事

 最初、同時プリントするか否かのスイッチだと気づかず、撮影するたびにプリントされちゃって(Autoにしちゃったのだ)慌てたのであるからして、みなさまも注意。

 Autoで撮ると「普通のチェキ」感。フィルムがもったいないと思ったら、Manualで。

 撮影機能は超シンプル。

 画面下に円形のダイヤル兼十字キーと6つのボタンがある。

 上の3つが左からビネット・10種類のフィルター、明るさ調整(露出補正的なもの)。まあだいたい撮影の時にできるのはそのくらい。

 で、この3つは「プリント用」の機能だ。撮影した写真を見るとフィルターはかかってない。

 だから再生時でも同じように3つの機能を使える。

写真を見ながらフィルターをかけられる。フィルターはダイヤルを回すところころと変わっていく

 そしてプリント。

うにーっとフィルムが出てくる。この辺はチェキと同じ

 楽しいのはプリント時。

 プリントしたい写真を選び、フィルターをかけるなどし、プリントする。そのアニメーションの様子が楽しいので動画でどうぞ。

 カメラ内の写真がそのまま現実世界に現れる! ような見せ方をしながら、実はプリントは逆さなのだったってのもまたオツだ。

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