何はともあれインスタントカメラであるから、フィルムパックを入れなきゃ始まらない。
正方形フォーマットで62×62mmのサイズ。一般的なチェキ用のインスタントフィルム(instax mini)のプリント画面サイズが62×46mmなので、それより短辺が長くなった。だからチェキのプリントより一回り大きく感じる。
画面が大きいとはいえフィルムがチェキ用(instax mini)用の約2倍(約1300円)というのはいささかつらいが、まあしょうがないか。
背面を開けてフィルムパックをセット。
メディアはmicroSDカード。ボディが大きい割にmicroSDカードだがユーザーターゲット的には正しいと思う。内蔵メモリーも持っていて、そちらには約50枚はいる。だから一時的に画像を保存だけでよしと考えれば、microSDカードも不要だ。
そして電源を入れて構えるべし。
バッテリーはリチウムイオン充電池でUSB充電。
正面をもうちょっとちゃんと見てみる。
レンズの両肩に丸いボタンがあるがこれがシャッター。2つあり、どちらもシャッターボタンにできるし、片方を撮影モード切り替えに変更することもできる。
撮影モードといっても、撮影、バルブ、2重露光の3つしかないので、まあ両方ともシャッターにしちゃうのがよかろう。
そして撮る。
このとき、画面の左に「A」と書いてある点に注目。「Auto」である。設定を変えるとMになる。
このAとMは何か……というとプリントのオートとマニュアルだ。
最初、同時プリントするか否かのスイッチだと気づかず、撮影するたびにプリントされちゃって(Autoにしちゃったのだ)慌てたのであるからして、みなさまも注意。
Autoで撮ると「普通のチェキ」感。フィルムがもったいないと思ったら、Manualで。
撮影機能は超シンプル。
画面下に円形のダイヤル兼十字キーと6つのボタンがある。
上の3つが左からビネット・10種類のフィルター、明るさ調整(露出補正的なもの)。まあだいたい撮影の時にできるのはそのくらい。
で、この3つは「プリント用」の機能だ。撮影した写真を見るとフィルターはかかってない。
だから再生時でも同じように3つの機能を使える。
そしてプリント。
楽しいのはプリント時。
プリントしたい写真を選び、フィルターをかけるなどし、プリントする。そのアニメーションの様子が楽しいので動画でどうぞ。
カメラ内の写真がそのまま現実世界に現れる! ような見せ方をしながら、実はプリントは逆さなのだったってのもまたオツだ。
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