ソニーは9月12日(現地時間)、同社のグローバルサイトで1型センサー搭載のコンパクトデジカメ「RX10 IV」(DSC-RX10M4)を発表した。価格は1699.99ドルで、発売日は「間もなく」としている。
【2017年9月14日 追記】ソニーは9月13日、RX10 IVの国内投入を発表した。実売想定価格は19万円前後とし、10月6日に発売する。
2016年5月に発売した「RX10 III」の後継モデルとなる。光学25倍のズームレンズは35mm判換算で24mm相当から600mm相当までをカバーし、開放F値は広角端でF2.8、F4.0と明るい。
Exmor RS CMOSの1型センサーは、像面位相差AFに新たに対応した。有効画素数は約2010万画素で、ISO感度は64〜25600まで対応(常用感度は100〜12800)。画像処理エンジンにはBIONZ Xを搭載し、AF/AEトラッキングしながら秒間24コマの連写を可能にした。光学式手ブレ補正は4.5段分。
像面位相差AFとコントラストAFを合わせた「ファストハイブリッドAF」により、AF合焦速度は最速0.03秒と、RX10 IIIの0.09秒より3倍速くなった。像面位相差AFの測距点は315点で、イメージエリアの65%をカバーする。これにより動体の撮影でも「粘り強い」AFトラッキングが可能とうたう。
レンズ鏡筒側面にはフォーカスレンジリミッターを設け、フォーカスする被写体を全域調べるか、無限遠から3mまで制限して調べるか切り替えることができる。
最高で1/32000秒のアンチディストーションシャッターも用意する。電子シャッターにすれば、シャッター音を消せるため、静音シャッター撮影も可能となっている。
全画素読み出しの4K(3840×2160ピクセル)動画も撮影可能。幅広い階調を残して動画編集できるログ撮影(S-Log2/S-Log3)にも対応。スーパースローモーションでは最大1000fps(912×308ピクセルからの読み出し)が可能だ。
3.0型、144万画素のTFT液晶モニターはチルト式で、上に109度、下に41度傾けられる。新たにタッチ操作に対応した。電子ビューファインダーをのぞきながらモニター上を指でなぞることで、AF位置を移動させることができる。モニター表示時に被写体をタップしてAF位置を合わせることも可能だ。電子ビューファインダーは0.39型で約236万画素の有機ELとなる。
重量は1095g(バッテリーとSDメモリーカード含む)。サイズは記事執筆時点(9月13日午前1時)で非公開。
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